競技パフォーマンスUP
DNSは2022年3月、NECグリーンロケッツ東葛とのオフィシャルサプライヤー契約を締結した。ここでは、DNSがNECグリーンロケッツ東葛に派遣し栄養サポートを行う、管理栄養士・飯澤拓樹が、選手達の食事情やスポーツ栄養にまつわるさまざまな情報をお伝えする。
皆さんこんにちは。DNSに所属する管理栄養士の飯澤拓樹(いいざわ ひろき)です。私は、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEのDIVISION1で戦う「NECグリーンロケッツ東葛」の管理栄養士として、選手の栄養サポートを行っています。
ひと口に栄養サポートと言ってもその仕事は多岐に渡ります。食事調査や栄養分析を行って選手の目標に合わせた食事指導を行う個別サポート、クラブハウスや選手寮に掲示する栄養情報の作成、個別のサプリメントの提案、遠征先のホテルの食事メニュー調整なども担っています。
全てを挙げるとキリがありませんが、管理栄養士として選手・チームに行うすべての仕事が、「選手のパフォーマンス向上」に繋がると信じています。
ここでは、そんなNECグリーンロケッツ東葛の選手に対する栄養サポートについて、余すところなくご紹介したいと思います。NECグリーンロケッツ東葛を応援するCREW(ファン)の皆様、DNSをご愛用の皆様、そしてラグビーやその他のスポーツに取り組む若い選手やその保護者の方々に興味を持って読んでいただけたら嬉しいです。
ラグビーは15人で行うスポーツですが、その中でも大きくフォワード(8名)とバックス(7名)にポジションが分かれ、それぞれ異なる役割を担っています。ラグビーの面白いところは、同じ“ラグビー選手”といってもポジションによって全く体格が異なることです。フォワードの選手は体重100kgを大幅に超える巨漢の選手が多い一方で、バックスの選手はガッシリしていながらも、フォワードと比べると比較的スラっとしている選手が多いのです。
ですから、選手達は自身のポジションに合わせた「理想的な」体格・体重を設定し、それに向けてトレーニングや栄養摂取に取り組んでいます。管理栄養士としては、それぞれの選手のポジションやトレーニング内容、目標に合わせて、1日に摂取するエネルギー(kcal)はもちろん、食事やプロテインの回数、サプリメントの内容を調整して指導しています。
3回の食事以外に栄養補給を行う、いわゆる“補食”にもバリエーションが必要です。たんぱく質の補給にはプロテインを用いることが多いですが、糖質の補給にはエナジーゼリーやR4以外にも、うどん、サンドイッチ、オレンジジュースなど様々な補食を選手に合わせて提案します。
私がよくオススメするのが「和菓子」です。大福や饅頭、羊羹などはどこでも手に入り、脂質も少なく、それでいて十分な糖質が摂れる、日本が誇る最高の補食だと思っています。しかしながら、甘いものがあまり得意ではない選手がいたり、外国人選手は和菓子を食べ慣れていなかったりしますので、最後は個々に選手と会話しながら、それぞれに合う最適な補食を一緒に見つけます。
シリアル入りヨーグルト、ジャム付きベーグル、はたまたリンゴ丸々1個など、「これなら継続できます!!」を見つけた時には、心の中でガッツポーズです。
後編では、管理栄養士・飯澤が2022-23シーズンに向けて取り組んだ栄養戦略について、詳細に紹介します。
管理栄養士 / 修士(スポーツ健康科学)
新潟医療福祉大学を卒業後、福岡大学大学院にて修士号を取得。株式会社DNS マーケティングDiv.所属。契約アスリート/チームへの栄養サポートのほか、商品企画をはじめとしたマーケティング業務に従事している。主なサポート競技はラグビー、アメリカンフットボール、競泳など。自身も幼少期より競泳に打ち込む現役アスリートであり、日本社会人選手権出場に向けて、日々仕事とトレーニングに奮闘中。
DNSは2022年3月、NECグリーンロケッツ東葛とのオフィシャルサプライヤー契約を締結した。ここでは、DNSがNECグリーンロケッツ東葛に派遣し栄養サポートを行う、管理栄養士・飯澤拓樹が、選手達の食事情やスポーツ栄養にまつわるさまざまな情報をお伝えする。
皆さんこんにちは。DNSに所属する管理栄養士の飯澤拓樹(いいざわ ひろき)です。私は、JAPAN RUGBY LEAGUE ONEのDIVISION1で戦う「NECグリーンロケッツ東葛」の管理栄養士として、選手の栄養サポートを行っています。
ひと口に栄養サポートと言ってもその仕事は多岐に渡ります。食事調査や栄養分析を行って選手の目標に合わせた食事指導を行う個別サポート、クラブハウスや選手寮に掲示する栄養情報の作成、個別のサプリメントの提案、遠征先のホテルの食事メニュー調整なども担っています。
全てを挙げるとキリがありませんが、管理栄養士として選手・チームに行うすべての仕事が、「選手のパフォーマンス向上」に繋がると信じています。
ここでは、そんなNECグリーンロケッツ東葛の選手に対する栄養サポートについて、余すところなくご紹介したいと思います。NECグリーンロケッツ東葛を応援するCREW(ファン)の皆様、DNSをご愛用の皆様、そしてラグビーやその他のスポーツに取り組む若い選手やその保護者の方々に興味を持って読んでいただけたら嬉しいです。
ラグビーは15人で行うスポーツですが、その中でも大きくフォワード(8名)とバックス(7名)にポジションが分かれ、それぞれ異なる役割を担っています。ラグビーの面白いところは、同じ“ラグビー選手”といってもポジションによって全く体格が異なることです。フォワードの選手は体重100kgを大幅に超える巨漢の選手が多い一方で、バックスの選手はガッシリしていながらも、フォワードと比べると比較的スラっとしている選手が多いのです。
ですから、選手達は自身のポジションに合わせた「理想的な」体格・体重を設定し、それに向けてトレーニングや栄養摂取に取り組んでいます。管理栄養士としては、それぞれの選手のポジションやトレーニング内容、目標に合わせて、1日に摂取するエネルギー(kcal)はもちろん、食事やプロテインの回数、サプリメントの内容を調整して指導しています。
3回の食事以外に栄養補給を行う、いわゆる“補食”にもバリエーションが必要です。たんぱく質の補給にはプロテインを用いることが多いですが、糖質の補給にはエナジーゼリーやR4以外にも、うどん、サンドイッチ、オレンジジュースなど様々な補食を選手に合わせて提案します。
私がよくオススメするのが「和菓子」です。大福や饅頭、羊羹などはどこでも手に入り、脂質も少なく、それでいて十分な糖質が摂れる、日本が誇る最高の補食だと思っています。しかしながら、甘いものがあまり得意ではない選手がいたり、外国人選手は和菓子を食べ慣れていなかったりしますので、最後は個々に選手と会話しながら、それぞれに合う最適な補食を一緒に見つけます。
シリアル入りヨーグルト、ジャム付きベーグル、はたまたリンゴ丸々1個など、「これなら継続できます!!」を見つけた時には、心の中でガッツポーズです。
後編では、管理栄養士・飯澤が2022-23シーズンに向けて取り組んだ栄養戦略について、詳細に紹介します。
管理栄養士 / 修士(スポーツ健康科学)
新潟医療福祉大学を卒業後、福岡大学大学院にて修士号を取得。株式会社DNS マーケティングDiv.所属。契約アスリート/チームへの栄養サポートのほか、商品企画をはじめとしたマーケティング業務に従事している。主なサポート競技はラグビー、アメリカンフットボール、競泳など。自身も幼少期より競泳に打ち込む現役アスリートであり、日本社会人選手権出場に向けて、日々仕事とトレーニングに奮闘中。