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昨年12月、2021ミス・ユニバース日本代表・渡邉珠理さんが、イスラエルで行われた世界大会「第70回ミス・ユニバース(The 70th Miss Universe)」 に出場した。彼女はどのような準備をして、どのような結果を残したのか。渡邉さんそして同大会のナショナルディレクターを務める美馬寛子さんに話を聞いた。
2021年12月に行われた、第70回ミス・ユニバース世界大会。日本代表として出場した渡邉珠理さんは見事、トップ16に選出。ファイナル出場を果たした。2015年以来6年ぶりとなる快挙。大会を振り返り、渡邉さんはこう語る。
「世界中の代表の方々と一緒にランウェイを歩くことができたのは、本当にいい経験になりました。年齢的にこういったコンテストに参加するのは最後。人生に一度の大舞台を思い切り楽しむことができましたし、やり切ったと思います。もちろん細かい部分で『もうちょっとこうすればよかったな』と思うことはいくつかあるのですが、悔いはありません。ポジティブに受け止められる結果でした」 大会5日前にイスラエルに入国。隔離などはなかったので、コンディションを崩すことはなかった。サプリメントを上手く使い、ベストの体調で当日を迎えることができた。 「現地の食べ物は塩分が濃いものが多いのですが、その割にはお水がなかなか手に入らないんです。そのため、少しむくんでしまって…。入国したばかりのころは顔が真ん丸。そのため食事はサラダ中心にして、食事は塩分控えめに。あとはサプリメントを上手く使って、コンディションを戻すことができました。 |
毎日摂っていたのはシンバイオティクスとミネラル・スーパープレミアム。それとバーエックスとジェルエックスを活用しました。ホテルの部屋にお菓子が置いてあったので、食べないように注意しましたね(笑)。中国代表の子とルームメイトだったのですが、彼女にバーエックスの抹茶味を勧めたら、気に入ってくれました。
大会の時間がアメリカへの中継の関係で深夜で、水着審査などもあるので食べ過ぎは厳禁。むくみもよくないので、プレリミナリーと本戦ではジェルエックスを飲みながら気持ちを切らさないように気をつけていました」
事前審査会である「プレリミナリーコンペティション」で、面接と、水着とイブニングガウンのそれぞれでウォーキングでも高い評価を得た。
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「もちろん優勝を狙っていましたが、結果にはとても満足しています。リラックスできたし楽しむことができました。パフォーマンスも、日本大会と比べてかなり上がったと思います。パフォーマンスで一番磨きをかけたのはドレスのウォーキングで、上手くいったと思います。その反面、水着のウォーキングはやや物足りない出来でした。 心がけていたのは、テンションを常に高く保つこと。世界大会では何が起こるかわからないので、いつも元気で準備万端でいる必要があるからです。そして自信を持ち続けること。くよくよしていると、それが立ち居振る舞いに表れてしまうからです。 そのためには準備をしっかりすること。それまでのトレーニングと自分の成長を信じることでしたね」 |
ナショナルディレクターの美馬寛子さんは、今回の渡邉さんの結果についてこう語る。
「6年ぶりのトップ16位入り。これは簡単に成し遂げられる成績ではありません。でも彼女だったらいい成績を残してくれる、という自信はありました。実はオミクロン株の流行の影響で私がイスラエルに入国できなくなってしまい、彼女には不安な思いをさせてしまいました。でもソーシャルメディアを見ると、イスラエルに入ってどんどんモチベーションが高まっていることがわかり、期待していました。
彼女の一番の強みはコミュニケーション能力。そこは今までの日本代表よりも長けている部分で、勝負するポイントでもありました。面接の時間が当初の予定よりも減ってしまい動揺もあったと思います。でも乗り切ってくれましたね。緊張のせいか、水着審査がベストパフォーマンスではなかったことは彼女もわかっていたと思います。でも次のドレス審査で、彼女が登場した時に歓声が上がりました。日本人が誰もいない異国の地でお客さんの心をつかむことができ、これはいい点数が出ると確信できましたね。
私がナショナルディレクターになって初めてのトップ16入り。ネット配信で見ていて、思わず悲鳴を上げてしまいました(笑)。国旗を掲げてあげられなかったのは残念でしたが、かつて自分が入賞した時よりもうれしかったですね」
今回の世界大会に向け、トレーニングや栄養、衣装、ウォーキングなど、各ジャンルのプロが集まってベストのチームを組むことができたことが、トップ16入りにつながった。
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「世界各国を見ても、ここまでしっかりした体制を作っているチームはほとんどないと思います。渡邊も皆さんを信頼してプロに任せ、時間が少ない中で最大限効率よく進められた。 結果、ベストの体型でイスラエルに行くことができたと思いますし、その思いはライブ配信を見ても変わりませんでした。 |
今回、他国の代表を見ると、やや太めの方が多かった印象があります。これはリアルサイズモデルという世界的なトレンドも影響しているのではないかと…。私はこの傾向をあまりいいと思っていません。好きなものを好きに食べて、自分のリアルな身体を見て下さい、という考えは、違うと思います。もちろん、無理なダイエットはよくありません。そうではなく渡邉のように、正しい栄養を摂っていいトレーニングをすれば、健康な身体を作ることができる。彼女がそのことを証明してくれたと思っています」
実は世界大会終了後も、渡邉さんはいいコンディションを保っているそうだ。
「私も含めて、今までの日本代表はみんな世界大会後に必ずリバウンドしていました。世界の代表もそうです。でも渡邉はほとんど太っていないんですよ。彼女は世界大会が終わった後も、自分はミス・ユニバース・ジャパンなんだ、という自覚を持ち続けている。素晴らしいことだと思いますし、DNSさんのサポートがあったから、しっかりと栄養を摂りながら身体をキープする方法を理解できたのだと思います。
彼女は今も、世界大会に行く時の気持ちを保っている。ちゃんとした服装をして、髪もメイクもばっちり。世界大会をきっかけに、起きている間はミス・ユニバース日本代表でいなくてはいけない、と思うようになったそうです。これをずっと続けてほしいですね。そして彼女が、日本代表を世界のトップに近い座に久しぶりに戻してくれた。この結果をたまたまにせず、来年以降も続けていきたいです」
渡邉さんは今後、2021年のミス。ユニバース・ジャパンとして、今年の候補生の活動をサポートしていきながら、起業の夢を追っていくつもりのようだ。
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「今回の経験で、ミス・ユニバースには、世界中の人に勇気を与えられる存在だとわかりました。美馬さんがナショナルディレクターになって、再びミス・ユニバースの知名度が上がり始めているので、これをもっとサポートしていきたい。そして並行して、起業家になる夢に向けて話を進めています。 今は新型コロナウィルスの影響で旅行もできません。さまざまな意味で世界が狭くなって、分断が進んでいる。今回、あらためて世界を見ることができたことで、自分の心が少し開き、考え方も変わりつつあります。 |
最近、ミス・ユニバース日本代表らしい身のこなしが徐々に身についてきた気がしています。特に痛感するのは、どんな時も常に準備できている状態を保つことの大切さ。ミス・ユニバースが求める像に、徐々に自分を近づけられている実感があります。もちろん完璧ではありませんが、1年前の自分と比べて大きく成長できていることを喜びたいです」
今後の渡邉さんの活躍とミス・ユニバース日本代表の躍進を、大いに期待したい。
昨年12月、2021ミス・ユニバース日本代表・渡邉珠理さんが、イスラエルで行われた世界大会「第70回ミス・ユニバース(The 70th Miss Universe)」 に出場した。彼女はどのような準備をして、どのような結果を残したのか。渡邉さんそして同大会のナショナルディレクターを務める美馬寛子さんに話を聞いた。
2021年12月に行われた、第70回ミス・ユニバース世界大会。日本代表として出場した渡邉珠理さんは見事、トップ16に選出。ファイナル出場を果たした。2015年以来6年ぶりとなる快挙。大会を振り返り、渡邉さんはこう語る。
「世界中の代表の方々と一緒にランウェイを歩くことができたのは、本当にいい経験になりました。年齢的にこういったコンテストに参加するのは最後。人生に一度の大舞台を思い切り楽しむことができましたし、やり切ったと思います。もちろん細かい部分で『もうちょっとこうすればよかったな』と思うことはいくつかあるのですが、悔いはありません。ポジティブに受け止められる結果でした」
大会5日前にイスラエルに入国。隔離などはなかったので、コンディションを崩すことはなかった。サプリメントを上手く使い、ベストの体調で当日を迎えることができた。
「現地の食べ物は塩分が濃いものが多いのですが、その割にはお水がなかなか手に入らないんです。そのため、少しむくんでしまって…。入国したばかりのころは顔が真ん丸。そのため食事はサラダ中心にして、食事は塩分控えめに。あとはサプリメントを上手く使って、コンディションを戻すことができました。
毎日摂っていたのはシンバイオティクスとミネラル・スーパープレミアム。それとバーエックスとジェルエックスを活用しました。ホテルの部屋にお菓子が置いてあったので、食べないように注意しましたね(笑)。中国代表の子とルームメイトだったのですが、彼女にバーエックスの抹茶味を勧めたら、気に入ってくれました。
大会の時間がアメリカへの中継の関係で深夜で、水着審査などもあるので食べ過ぎは厳禁。むくみもよくないので、プレリミナリーと本戦ではジェルエックスを飲みながら気持ちを切らさないように気をつけていました」
事前審査会である「プレリミナリーコンペティション」で、面接と、水着とイブニングガウンのそれぞれでウォーキングでも高い評価を得た。
「もちろん優勝を狙っていましたが、結果にはとても満足しています。リラックスできたし楽しむことができました。パフォーマンスも、日本大会と比べてかなり上がったと思います。パフォーマンスで一番磨きをかけたのはドレスのウォーキングで、上手くいったと思います。その反面、水着のウォーキングはやや物足りない出来でした。
心がけていたのは、テンションを常に高く保つこと。世界大会では何が起こるかわからないので、いつも元気で準備万端でいる必要があるからです。そして自信を持ち続けること。くよくよしていると、それが立ち居振る舞いに表れてしまうからです。そのためには準備をしっかりすること。それまでのトレーニングと自分の成長を信じることでしたね」
ナショナルディレクターの美馬寛子さんは、今回の渡邉さんの結果についてこう語る。
「6年ぶりのトップ16位入り。これは簡単に成し遂げられる成績ではありません。でも彼女だったらいい成績を残してくれる、という自信はありました。実はオミクロン株の流行の影響で私がイスラエルに入国できなくなってしまい、彼女には不安な思いをさせてしまいました。でもソーシャルメディアを見ると、イスラエルに入ってどんどんモチベーションが高まっていることがわかり、期待していました。
彼女の一番の強みはコミュニケーション能力。そこは今までの日本代表よりも長けている部分で、勝負するポイントでもありました。面接の時間が当初の予定よりも減ってしまい動揺もあったと思います。でも乗り切ってくれましたね。緊張のせいか、水着審査がベストパフォーマンスではなかったことは彼女もわかっていたと思います。でも次のドレス審査で、彼女が登場した時に歓声が上がりました。日本人が誰もいない異国の地でお客さんの心をつかむことができ、これはいい点数が出ると確信できましたね。
私がナショナルディレクターになって初めてのトップ16入り。ネット配信で見ていて、思わず悲鳴を上げてしまいました(笑)。国旗を掲げてあげられなかったのは残念でしたが、かつて自分が入賞した時よりもうれしかったですね」
今回の世界大会に向け、トレーニングや栄養、衣装、ウォーキングなど、各ジャンルのプロが集まってベストのチームを組むことができたことが、トップ16入りにつながった。
「世界各国を見ても、ここまでしっかりした体制を作っているチームはほとんどないと思います。渡邊も皆さんを信頼してプロに任せ、時間が少ない中で最大限効率よく進められた。結果、ベストの体型でイスラエルに行くことができたと思いますし、その思いはライブ配信を見ても変わりませんでした。
今回、他国の代表を見ると、やや太めの方が多かった印象があります。これはリアルサイズモデルという世界的なトレンドも影響しているのではないかと…。私はこの傾向をあまりいいと思っていません。好きなものを好きに食べて、自分のリアルな身体を見て下さい、という考えは、違うと思います。もちろん、無理なダイエットはよくありません。そうではなく渡邉のように、正しい栄養を摂っていいトレーニングをすれば、健康な身体を作ることができる。彼女がそのことを証明してくれたと思っています」
実は世界大会終了後も、渡邉さんはいいコンディションを保っているそうだ。
「私も含めて、今までの日本代表はみんな世界大会後に必ずリバウンドしていました。世界の代表もそうです。でも渡邉はほとんど太っていないんですよ。彼女は世界大会が終わった後も、自分はミス・ユニバース・ジャパンなんだ、という自覚を持ち続けている。素晴らしいことだと思いますし、DNSさんのサポートがあったから、しっかりと栄養を摂りながら身体をキープする方法を理解できたのだと思います。
彼女は今も、世界大会に行く時の気持ちを保っている。ちゃんとした服装をして、髪もメイクもばっちり。世界大会をきっかけに、起きている間はミス・ユニバース日本代表でいなくてはいけない、と思うようになったそうです。これをずっと続けてほしいですね。そして彼女が、日本代表を世界のトップに近い座に久しぶりに戻してくれた。この結果をたまたまにせず、来年以降も続けていきたいです」
渡邉さんは今後、2021年のミス。ユニバース・ジャパンとして、今年の候補生の活動をサポートしていきながら、起業の夢を追っていくつもりのようだ。
「今回の経験で、ミス・ユニバースには、世界中の人に勇気を与えられる存在だとわかりました。美馬さんがナショナルディレクターになって、再びミス・ユニバースの知名度が上がり始めているので、これをもっとサポートしていきたい。そして並行して、起業家になる夢に向けて話を進めています。
今は新型コロナウィルスの影響で旅行もできません。さまざまな意味で世界が狭くなって、分断が進んでいる。今回、あらためて世界を見ることができたことで、自分の心が少し開き、考え方も変わりつつあります。
最近、ミス・ユニバース日本代表らしい身のこなしが徐々に身についてきた気がしています。特に痛感するのは、どんな時も常に準備できている状態を保つことの大切さ。ミス・ユニバースが求める像に、徐々に自分を近づけられている実感があります。もちろん完璧ではありませんが、1年前の自分と比べて大きく成長できていることを喜びたいです」
今後の渡邉さんの活躍とミス・ユニバース日本代表の躍進を、大いに期待したい。