競技パフォーマンスUP

国際スポーツ栄養学会(ISSN)東京大会 総括

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国際スポーツ栄養学会(ISSN)東京大会 総括

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オリンピックイヤーであったはずの2020年、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応で大混乱に陥りました。日本国内で初の感染者が確認されたのが同年1月下旬。待望であった日本国内初の国際スポーツ栄養学会(ISSNInternational Society of Sports Nutrition)東京大会の開催を間近に控え、大会長として準備を進めていた矢先のことでした。その後感染者数は増加の一途をたどり、世界のスポーツ栄養学界をリードする重鎮を日本に招待してスポーツ栄養に係る最新の知見、研究結果などを日本の皆様にお伝えできる機会を断腸の思いで断念し、ISSN東京大会の開催延期を決めました。

延期決定から2年後の2022226日。ISSN東京大会はオンライン形式での開催が実現しました。日本スポーツ栄養協会、NSCAジャパン、日本臨床栄養協会、日本スポーツ推進機構、LGC社の後援、DNS社の特別協賛、さらに17社の協賛を得て、250名の栄養士、トレーナー、学生、企業の方々にご参加いただきました。

■国際スポーツ栄養学会(ISSN)とは?

ISSN2003年に設立された、スポーツにおける栄養学の知識、認識、実践、および応用の促進を目的とする非営利の学術組織です。世界21か国に3万5千人の学会会員を有し、学会誌である『Journal of the International Society of Sports Nutrition』は高いインパクトファクター(4.83)を誇る、スポーツ栄養の情報量では群を抜いている存在と言えます。

ISSN東京大会のテーマは「サプリメントの効果と安全性」。ISSNの創設者でCEOのホセ・アントニオ先生ら4名の外国人講師に加えて、日本におけるスポーツ栄養学の権威である鈴木志保子先生からご講演頂きました。また、インフォームドチョイスを運営するLGC社のテランス・オローク氏からは、アンチ・ドーピングの観点からサプリメントの安全性についてお話し頂きました(表1)。

表1.ISSN東京大会プログラム


■日本におけるサプリメントの利用と問題点

鈴木先生による基調講演では、日本の大学アスリートにおけるサプリメントに関する最新の調査結果を共有していただきました。

まだ論文として発表されていない内容の為、ここでの詳報は避けますが、鈴木先生の「日本にはサプリメントの定義が無い」との問題提起にははっとさせられました。

往々にしてIOC(国際オリンピック委員会)の定義が用いられますが、食薬区分の問題や機能性表示食品など日本特有の事情も考慮した定義が必要です。その定義については、鈴木先生が現在執筆中の『サプリメント利用ガイドライン』(仮)の中でご提案頂けるそうです。

■エビデンスに基づいたスポーツサプリメント 最新のサイエンス 

ホセ・アントニオ先生からは、エビデンスに基づいたサプリメントの最新情報について発表して頂きました。

内容は最新の『ISSNResearch and Recommendation2から抜粋したもので、エビデンスがしっかりしているスポーツ向け(筋肉形成とパフォーマンス強化)のサプリメントの種類はまだまだ少ないことがよく分かります(表2)。

また、エビデンスが限定的で、相反する報告のあるサプリメントもいくつかあり、アントニオ先生は、アスリートの状態によって試してみる価値はあると指摘されていました。一方で、エビデンスの全くないサプリメントも残念ながら市場にたくさん出回っているのが現状であり、注意が必要です。

表2.筋肉形成やパフォーマンス強化のエビデンスが認められるサプリメント(文献2より作成)


■筋肥大と必須アミノ酸(EAA):新処方EAAlphaの開発

アーニー・フェルナンド先生による発表は、私がサイエンスオフィサーを務めるDNS社にとって、非常に意義のある講演でした。

DNS社はフェルナンド先生が開発し、特許を所有する新規のEAA処方(必須アミノ酸)の国内ライセンスを取得していますが、今年9月に新商品として発売するEAAlphaの最新のデータが公開されたのです(図1)。

EAAlphaの開発には17年の月日と2,000万ドル(約23億円)の資金が費やされました。ホエイは筋タンパク質合成率を18%促進するのに対し、EAAlpha57%促進します。しかも、同等の効果を得るために一般のEAAであれば1015g必要ですが、EAAlpha3.6gで十分なのです(図1)。

重要なのは、消化する必要がなく素早く吸収される遊離アミノ酸を使うこと。EAAlphaはその点において最適化されており、末梢のEAA濃度を上げ、筋タンパク質の合成を効率よく促進します。このことは米国軍兵士を使った試験により、明らかにその効果が認められていました。


図1.EAAlphaについての試験結果


■筋腸軸とアスリートのパフォーマンスにおけるプロバイオティクスの特性

ISSNは様々なサプリメント成分に関して、学会として成分のエビデンスをどのように解釈して、どのような立場を取るかを明記したポジションペーパーを精力的に公表しています。

その中でも最新のプロバイオティクスに関してのポジションペーパーの筆頭著者であるラルフ・イエーガー先生には、アスリートにとって本当に効果のあるプロバイオティクスのエビデンスを整理してもらいました。

プロバイオティクスは、生きて大腸に到達してパフォーマンスアップの効果をもたらす「生菌」であるべきですが、多くの菌は口から摂取しても胃酸と胆汁酸により死滅してしまいます。そして、その効果を語る際には菌株レベルのエビデンスが重要ということです。

イエーガー先生によると、本当に効果が確認できている菌株は、感染症予防効果では4株、リカバリーをサポートするのは3株程度しかありません。しかし、運動パフォーマンスの向上に効果が確実にあると言える菌株については、さらなる検討が必要とのことで、この分野の複雑さを物語っていました。

■クレアチンの脳機能と軽度脳震盪における役割

クレアチンはプロテインの次に多く使われているスポーツサプリメントですが、近年その本来の目的である筋増強効果とは別に、脳機能に係るエビデンスが蓄積され始めています。

20222月にレビューを発表されたエリック・ローソン先生には、クレアチンの脳機能への影響と軽度脳震盪の予防的摂取の可能性について、タイミング良く最新のエビデンスを講演して頂くことができました。

経口摂取したクレアチンは骨格筋にも脳にも蓄積されますが、骨格筋のクレアチン量が20%増加するのに対して、脳のそれは4%~10%程度の増加にとどまります。脳はクレアチンを合成することができる一方で、外因性のクレアチンを蓄積しにくく、トランスポーター(輸送体)も無いことなどから、いまだ明確な結論には至っていませんが、経口摂取により脳内のクレアチン量が増加することは間違いないようです。

図2は、ローソン先生の学説をまとめたものです5。クレアチンの予防的摂取によって、脳内のクレアチン量を増やしておくことのメリットは、脳震盪になった時のように、組織破壊によりエネルギー必要量が増加した際に、バッファー的役割を果たしてくれることにあります。また、脳損傷後に治療的にクレアチンを投与した場合も、ヒト臨床試験においてその効果が認められています。詳細は前回のDr.’s Eye6でまとめてあります。

筋増強のためにクレアチンを摂取しているアスリートは多いと思いますが、軽度の脳震盪に対しても予防的な効果が期待できるので、特にコンタクトスポーツの選手にはスタンダードのサプリメントとして常用してもらいたいと思います。


図2.脳内のクレアチン量は脳震盪受傷後に減少する一方、経口摂取により増加する(文献5より引用)


■スポーツサプリメントの安全性(アンチ・ドーピング)

最後にインフォームドチョイス、インフォームドスポーツを運営するLGC社のテランス・オローク氏に、アンチ・ドーピング認証の重要性を語ってもらいました。LGC社のアンチ・ドーピングの歴史は長く、その分析技術の高さとグローバルネットワークの規模はこの業界において他の追随を許しません。同社は世界150か国の1800製品のアンチ・ドーピング認証に携わっており、その中には日本国内89社の391製品も含まれています。アンチ・ドーピング認証については以前のDr.7でも詳細をまとめていますので、そちらをご参考にしてください。


2
年越しでようやく開催できたISSN東京大会2022ですが、コロナ禍を乗り越えた暁には、ぜひ世界各国から大勢の関係者を直接お招きし、改めてリアルで開催したいと思います。また、毎年米国で開催されている学術大会にも多くの日本人が参加し、スポーツ栄養界の国際交流の場となってくれることを祈念しています。



青柳 清治

青柳 清治 │ Seiji_Aoyagi

栄養学博士、(株)DNS 執行役員 
米国オキシデンタル大学卒業後、㈱協和発酵バイオでアミノ酸研究に従事する中で、イリノイ大学で栄養学の博士号を取得。以降、外資企業で栄養剤ビジネス、商品開発の責任者を歴任した。日本へ帰国後2015年から、ウェアブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店・㈱ドームのサプリメントブランド「DNS」にて責任者を務める。2020年より分社化した㈱DNSでサイエンティフィックオフィサーを務める。

【参考文献】

  • 1. Maughan RJ et al. IOC consensus statement: dietary supplement and the high-performance athlete. International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism. 28; 104-12 (2018)
  • 2. Kerksick CM et al. ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations. JISSN 15:38 (2018).
  • 3. Jäger R et al. ISSN position stand: probiotics. JISSN 16:62 (2019).
  • 4. Forbes SC et al. Effects of creatine supplementation on brain function and health. Nutrients 14(5);921 (2022).
  • 5.Dolan, E., Gualano, B. & Rawson, E. S. Beyond muscle: the effects of creatine supplementation on brain creatine, cognitive processing, and traumatic brain injury. Eur. J. Sport Sci. 19, 1–14 (2019).
  • 6.クレアチンの最新知見
  • 7.アンチ・ドーピングプログラムの「ピンキリ」
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オリンピックイヤーであったはずの2020年、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応で大混乱に陥りました。日本国内で初の感染者が確認されたのが同年1月下旬。待望であった日本国内初の国際スポーツ栄養学会(ISSNInternational Society of Sports Nutrition)東京大会の開催を間近に控え、大会長として準備を進めていた矢先のことでした。その後感染者数は増加の一途をたどり、世界のスポーツ栄養学界をリードする重鎮を日本に招待してスポーツ栄養に係る最新の知見、研究結果などを日本の皆様にお伝えできる機会を断腸の思いで断念し、ISSN東京大会の開催延期を決めました。

延期決定から2年後の2022226日。ISSN東京大会はオンライン形式での開催が実現しました。日本スポーツ栄養協会、NSCAジャパン、日本臨床栄養協会、日本スポーツ推進機構、LGC社の後援、DNS社の特別協賛、さらに17社の協賛を得て、250名の栄養士、トレーナー、学生、企業の方々にご参加いただきました。

■国際スポーツ栄養学会(ISSN)とは?

ISSN2003年に設立された、スポーツにおける栄養学の知識、認識、実践、および応用の促進を目的とする非営利の学術組織です。世界21か国に3万5千人の学会会員を有し、学会誌である『Journal of the International Society of Sports Nutrition』は高いインパクトファクター(4.83)を誇る、スポーツ栄養の情報量では群を抜いている存在と言えます。

ISSN東京大会のテーマは「サプリメントの効果と安全性」。ISSNの創設者でCEOのホセ・アントニオ先生ら4名の外国人講師に加えて、日本におけるスポーツ栄養学の権威である鈴木志保子先生からご講演頂きました。また、インフォームドチョイスを運営するLGC社のテランス・オローク氏からは、アンチ・ドーピングの観点からサプリメントの安全性についてお話し頂きました(表1)。

表1.ISSN東京大会プログラム



■日本におけるサプリメントの利用と問題点


鈴木先生による基調講演では、日本の大学アスリートにおけるサプリメントに関する最新の調査結果を共有していただきました。まだ論文として発表されていない内容の為、ここでの詳報は避けますが、鈴木先生の「日本にはサプリメントの定義が無い」との問題提起にははっとさせられました。

往々にしてIOC(国際オリンピック委員会)の定義が用いられますが、食薬区分の問題や機能性表示食品など日本特有の事情も考慮した定義が必要です。その定義については、鈴木先生が現在執筆中の『サプリメント利用ガイドライン』(仮)の中でご提案頂けるそうです。

■エビデンスに基づいたスポーツサプリメント 最新のサイエンス 


ホセ・アントニオ先生からは、エビデンスに基づいたサプリメントの最新情報について発表して頂きました。内容は最新の『ISSNResearch and Recommendation2から抜粋したもので、エビデンスがしっかりしているスポーツ向け(筋肉形成とパフォーマンス強化)のサプリメントの種類はまだまだ少ないことがよく分かります(表2)。

また、エビデンスが限定的で、相反する報告のあるサプリメントもいくつかあり、アントニオ先生は、アスリートの状態によって試してみる価値はあると指摘されていました。一方で、エビデンスの全くないサプリメントも残念ながら市場にたくさん出回っているのが現状であり、注意が必要です。

表2.筋肉形成やパフォーマンス強化のエビデンスが認められるサプリメント(文献2より作成)



■筋肥大と必須アミノ酸(EAA):新処方EAAlphaの開発


アーニー・フェルナンド先生による発表は、私がサイエンスオフィサーを務めるDNS社にとって、非常に意義のある講演でした。DNS社はフェルナンド先生が開発し、特許を所有する新規のEAA処方(必須アミノ酸)の国内ライセンスを取得していますが、今年9月に新商品として発売するEAAlphaの最新のデータが公開されたのです(図1)。

EAAlphaの開発には17年の月日と2,000万ドル(約23億円)の資金が費やされました。ホエイは筋タンパク質合成率を18%促進するのに対し、EAAlpha57%促進します。しかも、同等の効果を得るために一般のEAAであれば1015g必要ですが、EAAlpha3.6gで十分なのです(図1)。

重要なのは、消化する必要がなく素早く吸収される遊離アミノ酸を使うこと。EAAlphaはその点において最適化されており、末梢のEAA濃度を上げ、筋タンパク質の合成を効率よく促進します。このことは米国軍兵士を使った試験により、明らかにその効果が認められていました。


図1.EAAlphaについての試験結果


■筋腸軸とアスリートのパフォーマンスにおけるプロバイオティクスの特性

ISSNは様々なサプリメント成分に関して、学会として成分のエビデンスをどのように解釈して、どのような立場を取るかを明記したポジションペーパーを精力的に公表しています。


その中でも最新のプロバイオティクスに関してのポジションペーパーの筆頭著者であるラルフ・イエーガー先生には、アスリートにとって本当に効果のあるプロバイオティクスのエビデンスを整理してもらいました。プロバイオティクスは、生きて大腸に到達してパフォーマンスアップの効果をもたらす「生菌」であるべきですが、多くの菌は口から摂取しても胃酸と胆汁酸により死滅してしまいます。そして、その効果を語る際には菌株レベルのエビデンスが重要ということです。

イエーガー先生によると、本当に効果が確認できている菌株は、感染症予防効果では4株、リカバリーをサポートするのは3株程度しかありません。しかし、運動パフォーマンスの向上に効果が確実にあると言える菌株については、さらなる検討が必要とのことで、この分野の複雑さを物語っていました。

■クレアチンの脳機能と軽度脳震盪における役割

クレアチンはプロテインの次に多く使われているスポーツサプリメントですが、近年その本来の目的である筋増強効果とは別に、脳機能に係るエビデンスが蓄積され始めています。20222月にレビューを発表されたエリック・ローソン先生には、クレアチンの脳機能への影響と軽度脳震盪の予防的摂取の可能性について、タイミング良く最新のエビデンスを講演して頂くことができました。


経口摂取したクレアチンは骨格筋にも脳にも蓄積されますが、骨格筋のクレアチン量が20%増加するのに対して、脳のそれは4%~10%程度の増加にとどまります。脳はクレアチンを合成することができる一方で、外因性のクレアチンを蓄積しにくく、トランスポーター(輸送体)も無いことなどから、いまだ明確な結論には至っていませんが、経口摂取により脳内のクレアチン量が増加することは間違いないようです。

図2は、ローソン先生の学説をまとめたものです5。クレアチンの予防的摂取によって、脳内のクレアチン量を増やしておくことのメリットは、脳震盪になった時のように、組織破壊によりエネルギー必要量が増加した際に、バッファー的役割を果たしてくれることにあります。また、脳損傷後に治療的にクレアチンを投与した場合も、ヒト臨床試験においてその効果が認められています。詳細は前回のDr.’s Eye6でまとめてあります。

筋増強のためにクレアチンを摂取しているアスリートは多いと思いますが、軽度の脳震盪に対しても予防的な効果が期待できるので、特にコンタクトスポーツの選手にはスタンダードのサプリメントとして常用してもらいたいと思います。


図2.脳内のクレアチン量は脳震盪受傷後に減少する一方、経口摂取により増加する(文献5より引用)


■スポーツサプリメントの安全性(アンチ・ドーピング)


最後にインフォームドチョイス、インフォームドスポーツを運営するLGC社のテランス・オローク氏に、アンチ・ドーピング認証の重要性を語ってもらいました。LGC社のアンチ・ドーピングの歴史は長く、その分析技術の高さとグローバルネットワークの規模はこの業界において他の追随を許しません。同社は世界150か国の1800製品のアンチ・ドーピング認証に携わっており、その中には日本国内89社の391製品も含まれています。アンチ・ドーピング認証については以前のDr.7でも詳細をまとめていますので、そちらをご参考にしてください。

2年越しでようやく開催できたISSN東京大会2022ですが、コロナ禍を乗り越えた暁には、ぜひ世界各国から大勢の関係者を直接お招きし、改めてリアルで開催したいと思います。また、毎年米国で開催されている学術大会にも多くの日本人が参加し、スポーツ栄養界の国際交流の場となってくれることを祈念しています。



青柳 清治

青柳 清治 │ Seiji_Aoyagi

栄養学博士、(株)DNS 執行役員 
米国オキシデンタル大学卒業後、㈱協和発酵バイオでアミノ酸研究に従事する中で、イリノイ大学で栄養学の博士号を取得。以降、外資企業で栄養剤ビジネス、商品開発の責任者を歴任した。日本へ帰国後2015年から、ウェアブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店・㈱ドームのサプリメントブランド「DNS」にて責任者を務める。2020年より分社化した㈱DNSでサイエンティフィックオフィサーを務める。

【参考文献】

  • 1. Maughan RJ et al. IOC consensus statement: dietary supplement and the high-performance athlete. International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism. 28; 104-12 (2018)
  • 2. Kerksick CM et al. ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations. JISSN 15:38 (2018).
  • 3. Jäger R et al. ISSN position stand: probiotics. JISSN 16:62 (2019).
  • 4. Forbes SC et al. Effects of creatine supplementation on brain function and health. Nutrients 14(5);921 (2022).
  • 5.Dolan, E., Gualano, B. & Rawson, E. S. Beyond muscle: the effects of creatine supplementation on brain creatine, cognitive processing, and traumatic brain injury. Eur. J. Sport Sci. 19, 1–14 (2019).
  • 6.クレアチンの最新知見
  • 7.アンチ・ドーピングプログラムの「ピンキリ」
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