体重・筋量UP
DNSは2021年10月8日「プロテインソイ100」を新発売しました。ご存じの通り、これまでDNSが扱ってきたのはホエイやカゼインなど乳由来のプロテインのみ。では今回、なぜソイ(=大豆)プロテインを発売することになったのか。その背景について書きたいと思います。
今回、ソイプロテインをラインアップに加えた理由はいくつかありますが、最も大きいのは「すべての人にDNSプロテインを飲んでほしい」という思いです。
実は、ホエイプロテインを飲めない人が多くいることをご存じでしょうか。
原因は「乳糖不耐症」です。
牛乳など乳製品を摂ると、腹痛や下痢などの症状が起こる人が多くいます。牛乳に含まれる「乳糖」という糖質を体内で消化するには、ラクターゼという消化酵素が必要になります。このラクターゼが不足していると、乳糖を十分に消化することができません。結果、腸内で乳糖が高濃度になり、それを薄めるために水が腸内にたまり、腹痛や下痢を引き起こします。この症状が乳糖不耐症です。
実は、世界でも多くの人がラクターゼ不足による乳糖不耐症をもっています。体内のラクターゼ量は乳児の時は高いのですが、白人を除く多くの人種において、離乳後に減少。特にアジア人の場合、乳糖不耐症の比率は50%とも70%ともいわれています。
この比率をアスリートに当てはめれば、日本には、ホエイプロテインを飲めないスポーツ選手がとても多くいる、ということになります。
実際、私達の元にはそういったアスリートからの相談が多く寄せられてきました。これまでは彼ら彼女らに、WPI(ホエイプロテインアイソレート:ホエイから乳糖や乳脂肪、灰分などを取り除き、たんぱく質含有量を高めた原材料)を用いているホエイプロテイン ストイックやホエイプロテイン クリアテイストをオススメしてきました。今回発売した「プロテインソイ100」は大豆をたんぱく質の原料に使用しており、これらのプロテインよりもさらに乳糖が少なくなっています(※)。欧州食品安全機関の報告1によると、乳糖不耐症であっても、1回12g以内の乳糖(牛乳換算では約260mL)であれば、主だった症状が出ないことが医学的に証明されています。
※クリーミングパウダーに、ごくわずかな量の乳糖を含みます(0.13 g/1食33g)。
DNSがこれまでホエイプロテインを中心に扱ってきた理由として、吸収の速さとアミノ酸スコアの高さ、そして味のよさ・飲みやすさなどがあります。
今回発売した、プロテインソイ100はどうでしょうか。実際、ソイプロテインのたんぱく質の吸収効率や吸収速度は、ホエイと比べてややゆっくりです。しかし、ソイプロテインもアミノ酸スコアは100ですし、近年の研究でソイプロテインも身体作りに十分有用なたんぱく質源であることが分かってきています2。
では、味はどうでしょう。
DNSはこれまで、プロテインの味にこだわってきました。そんなDNSが作るソイプロテインですから、美味しくないはずがありません。厳選した原材料を使い、たんぱく質以外の原料 にも多くの工夫を凝らしました。
風味はチョコレート。実際私も飲んでみましたが、他のブランドのソイプロテインと比べてかなり美味しいです。ざらついた舌触りがなく、なめらかな口当たり。多少の“きな粉っぽさ“は残っていますが、気になるほどではありません。日本人はもともと大豆の食感になじみがありますので、多くの方に喜んでいただけると思います。
そして最後に「安心・安全」について。
もちろんプロテインソイ100は、世界的なアンチ・ドーピング認証「インフォームドチョイス」を取得しており、トップアスリートも安心して飲むことができます。
現在販売されているソイプロテインで、インフォームドチョイスを取得している商品は、ホエイプロテインほど数がありません。多くは女性向けのものや、ダイエット向けの商品であり、一部を除きアスリートが飲むにはたんぱく質量が十分でないものがほとんどです。その点プロテインソイ100は、添付のスプーン1杯(33g)で25.2gと、アスリートの身体作りに十分な量のたんぱく質を確保しています。
「すべての人にDNSプロテインを」
私達DNSが今回「プロテインソイ100」を発売した背景にあるのは、この思いです。「DNS=ホエイプロテイン」というこれまでのイメージをがらりと変える、初めてのチャレンジ。トップアスリートから一般のトレーニー まで、あらゆる人の進化に貢献していきたいと思っています。
栄養学博士、(株)DNS 執行役員
米国オキシデンタル大学卒業後、㈱協和発酵バイオでアミノ酸研究に従事する中で、イリノイ大学で栄養学の博士号を取得。以降、外資企業で栄養剤ビジネス、商品開発の責任者を歴任した。日本へ帰国後2015年から、ウェアブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店・㈱ドームのサプリメントブランド「DNS」にて責任者を務める。2020年より分社化した㈱DNSでサイエンティフィックオフィサーを務める。
DNSは2021年10月8日「プロテインソイ100」を新発売しました。ご存じの通り、これまでDNSが扱ってきたのはホエイやカゼインなど乳由来のプロテインのみ。では今回、なぜソイ(=大豆)プロテインを発売することになったのか。その背景について書きたいと思います。
今回、ソイプロテインをラインアップに加えた理由はいくつかありますが、最も大きいのは「すべての人にDNSプロテインを飲んでほしい」という思いです。
実は、ホエイプロテインを飲めない人が多くいることをご存じでしょうか。
原因は「乳糖不耐症」です。
牛乳など乳製品を摂ると、腹痛や下痢などの症状が起こる人が多くいます。牛乳に含まれる「乳糖」という糖質を体内で消化するには、ラクターゼという消化酵素が必要になります。このラクターゼが不足していると、乳糖を十分に消化することができません。結果、腸内で乳糖が高濃度になり、それを薄めるために水が腸内にたまり、腹痛や下痢を引き起こします。この症状が乳糖不耐症です。
実は、世界でも多くの人がラクターゼ不足による乳糖不耐症をもっています。体内のラクターゼ量は乳児の時は高いのですが、白人を除く多くの人種において、離乳後に減少。特にアジア人の場合、乳糖不耐症の比率は50%とも70%ともいわれています。
この比率をアスリートに当てはめれば、日本には、ホエイプロテインを飲めないスポーツ選手がとても多くいる、ということになります。
実際、私達の元にはそういったアスリートからの相談が多く寄せられてきました。これまでは彼ら彼女らに、WPI(ホエイプロテインアイソレート:ホエイから乳糖や乳脂肪、灰分などを取り除き、たんぱく質含有量を高めた原材料)を用いているホエイプロテイン ストイックやホエイプロテイン クリアテイストをオススメしてきました。今回発売した「プロテインソイ100」は大豆をたんぱく質の原料に使用しており、これらのプロテインよりもさらに乳糖が少なくなっています(※)。欧州食品安全機関の報告1によると、乳糖不耐症であっても、1回12g以内の乳糖(牛乳換算では約260mL)であれば、主だった症状が出ないことが医学的に証明されています。
※クリーミングパウダーに、ごくわずかな量の乳糖を含みます(0.13 g/1食33g)。
DNSがこれまでホエイプロテインを中心に扱ってきた理由として、吸収の速さとアミノ酸スコアの高さ、そして味のよさ・飲みやすさなどがあります。
今回発売した、プロテインソイ100はどうでしょうか。実際、ソイプロテインのたんぱく質の吸収効率や吸収速度は、ホエイと比べてややゆっくりです。しかし、ソイプロテインもアミノ酸スコアは100ですし、近年の研究でソイプロテインも身体作りに十分有用なたんぱく質源であることが分かってきています2。
では、味はどうでしょう。
DNSはこれまで、プロテインの味にこだわってきました。そんなDNSが作るソイプロテインですから、美味しくないはずがありません。厳選した原材料を使い、たんぱく質以外の原料 にも多くの工夫を凝らしました。
風味はチョコレート。実際私も飲んでみましたが、他のブランドのソイプロテインと比べてかなり美味しいです。ざらついた舌触りがなく、なめらかな口当たり。多少の“きな粉っぽさ“は残っていますが、気になるほどではありません。日本人はもともと大豆の食感になじみがありますので、多くの方に喜んでいただけると思います。
そして最後に「安心・安全」について。
もちろんプロテインソイ100は、世界的なアンチ・ドーピング認証「インフォームドチョイス」を取得しており、トップアスリートも安心して飲むことができます。
現在販売されているソイプロテインで、インフォームドチョイスを取得している商品は、ホエイプロテインほど数がありません。多くは女性向けのものや、ダイエット向けの商品であり、一部を除きアスリートが飲むにはたんぱく質量が十分でないものがほとんどです。その点プロテインソイ100は、添付のスプーン1杯(33g)で25.2gと、アスリートの身体作りに十分な量のたんぱく質を確保しています。
「すべての人にDNSプロテインを」
私達DNSが今回「プロテインソイ100」を発売した背景にあるのは、この思いです。「DNS=ホエイプロテイン」というこれまでのイメージをがらりと変える、初めてのチャレンジ。トップアスリートから一般のトレーニー まで、あらゆる人の進化に貢献していきたいと思っています。
栄養学博士、(株)DNS 執行役員
米国オキシデンタル大学卒業後、㈱協和発酵バイオでアミノ酸研究に従事する中で、イリノイ大学で栄養学の博士号を取得。以降、外資企業で栄養剤ビジネス、商品開発の責任者を歴任した。日本へ帰国後2015年から、ウェアブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店・㈱ドームのサプリメントブランド「DNS」にて責任者を務める。2020年より分社化した㈱DNSでサイエンティフィックオフィサーを務める。