競技パフォーマンスUP
ようやくプロテインがコンビニの棚に並ぶようになるなど、欧米に大きく後れを取っていた日本のサプリメント業界も最近、少しずつ進化を見せ始めてはいる。だが、ショッピングモールには必ずサプリメントショップが出店しているアメリカと比べると、日本の現状はまだまだである。
ところでアメリカのサプリメントショップには、どのような製品が並んでいるのだろうか。
ざっと店内を眺めてみると、なぜか冷蔵ショーケースが置いてある。そこに入っているのは腸内環境を整えるための商品、つまり善玉菌のサプリメント(プロバイオティクス)だ。
これは保存するのが難しく、ショップに普通に並べられているうちに菌が死んでしまうことが多い。特に気温が50℃を超えるとマズイ。もちろんそんな温度になることは、アメリカでもそうそうない。ただ、できれば低めの温度で保存することが望ましいといえる。そのため工場から出荷されると、ショップの冷蔵ショーケースに直行するわけだ。もちろん購入者の自宅でも、冷蔵庫での保存が推奨される。
他にも冷蔵ショーケースに入っているものがある。フィッシュオイルのサプリメントだ。
これは温度が高くなったり、日光に当たるだけでも酸化してしまう。そのため、高級な商品は遮光性の高いボトルに入れられ、冷蔵保存されている。フィッシュオイルのサプリメントを個人輸入して封を開けると、途端に魚臭さが漂うことがある。これは残念ながら、輸送の段階で酸化してしまったということだ。
気候的環境や地理的環境に恵まれている日本では、採った食材をすぐに調理して新鮮なうちに食べることができていた。そのため、保存に対してはそれほど気を使う必要がなかった。しかし欧米では食材を長期間保存することが求められており、このあたりの意識の違いがサプリメントショップのショーケースに表れている、と言えるだろう。ワインはワインセラーに保存するのに、日本酒は普通に棚に並べられているだけ、という描写も、有名なグルメ漫画で描かれていたものだ。
昔の指導者は、運動中に水を飲むことを禁じていた。いまでは笑い話だが、そんな時代が長く続いたのである。また力士は早朝に空腹状態で稽古をし、その後に大量の食事をしていた。これは今でも続いているだろう。
運動時の栄養補給を禁じる習慣は、日本人の胃腸の弱さから来ているのかもしれない。消化ができておらず、運動時に胃がもたれてしまうことを防ごうとしたのではないか。
胃も腸も消化酵素もタンパク質からできている。長い間、低たんぱく質食を続けてきた日本人は胃腸が弱く、消化能力も低い。そのため、運動前から運動中に栄養を補給することを避けてきた。しかし欧米人は高たんぱく質食を続けており、運動前も運動中も容易に栄養を摂取することができる。
アメリカのサプリメントショップの棚を見回すと、トレーニング前、トレーニング中、トレーニング後と、それぞれのタイミングで摂るべきサプリメントが分けて置いてある。適したタイミングでサプリメントを摂ることが推奨されており、日本もこの段階にステップアップしていくことが望まれる。
・運動前の栄養摂取
では具体的に、どのようなタイミングでどのような栄養を摂取していけばいいのか。
まずは運動前だが、ここでは「カフェイン」が強い作用を発揮してくれる。カフェインは筋小胞体からのカルシウムイオン放出を促し、筋力を高めてくれる。また脂肪細胞からの脂肪酸放出を促して体脂肪を燃焼するとともに、持久力を改善してくれる。そしてもちろん、集中力アップ作用も見逃せない。
またNOブースターも摂りたいところだ。
NO(一酸化窒素)が発生することで血行が促進され、また栄養素や酸素の運搬や吸収を高め、トレーニングのパフォーマンスを上げてくれるのだ。NOの材料となるアルギニンやシトルリンは、トレーニング前に必ず摂取しておきたい。
DNSの「エナジージェル」は、カフェインとNOブースターに加え、マグネシウムやマルトデキストリンが配合されている。トレーニング前に摂取してエネルギーをチャージし、トレーニング効果を高めるのに最適だろう。
・運動中の栄養摂取
運動中に必要な栄養素といえば、真っ先に「水」が挙げられる。特に今の季節、水分補給は欠かせない。さらに電解質も必要だ。水だけだと電解質が不足し、水中毒や筋肉の痙攣を引き起こす可能性がある。
また吸収が速い糖質も摂取したい。運動中の糖質摂取は持久力を高め、練習後半の動きをサポートしてくれる。マラソンランナーがレース後半に飲むドリンクには、例外なく糖質が含まれていると言っていい。
DNSの「R. E. D.」は、汗の成分に近づけた電解質と消化吸収に優れた糖質(クラスターデキストリン®)、さらに吸収の早いホエイペプチドが配合されている。すぐに飲めるドリンクタイプ、または好きな濃度に調整できる粉末タイプを、お好みで選んでほしい。
・運動後の栄養補給
運動で身体がダメージを受けたら、即座にリカバリーすることが大事だ。まずは失われたグリコーゲンを補うために、糖質を摂取しよう。
次いで、運動のストレスによって分解が進んで行く筋肉にHMBとグルタミンを補給したい。どちらも筋肉の分解を減らし、ストレスから身体を守ってくれる。
また、ここでもNOブースターを摂っておきたい。NOの材料となるアルギニンとシトルリンは栄養素の運搬能力を高め、成長ホルモンの分泌を促し、リカバリーの効率を最大限に高めてくれる。
DNSの「R4 アルティメットリカバリーアドバンテージ」は吸収の早い糖質とHMB、グルタミン、アルギニン、シトルリンを配合してあり、運動後のリカバリーをサポートしてくれる。回復力を高めたいアスリートのマストアイテムだろう。
運動前と運動中、そして運動後。そのすべてのタイミングで最適の栄養摂取をすることが、トレーニングの効果を最大限に高める。ただプロテインを飲む、ただBCAAを飲むだけでなく、タイミングをしっかりと見極めて栄養補給することが、ライバルに差をつけることにつながるのである。
ようやくプロテインがコンビニの棚に並ぶようになるなど、欧米に大きく後れを取っていた日本のサプリメント業界も最近、少しずつ進化を見せ始めてはいる。だが、ショッピングモールには必ずサプリメントショップが出店しているアメリカと比べると、日本の現状はまだまだである。
ところでアメリカのサプリメントショップには、どのような製品が並んでいるのだろうか。
ざっと店内を眺めてみると、なぜか冷蔵ショーケースが置いてある。そこに入っているのは腸内環境を整えるための商品、つまり善玉菌のサプリメント(プロバイオティクス)だ。
これは保存するのが難しく、ショップに普通に並べられているうちに菌が死んでしまうことが多い。特に気温が50℃を超えるとマズイ。もちろんそんな温度になることは、アメリカでもそうそうない。ただ、できれば低めの温度で保存することが望ましいといえる。そのため工場から出荷されると、ショップの冷蔵ショーケースに直行するわけだ。もちろん購入者の自宅でも、冷蔵庫での保存が推奨される。
他にも冷蔵ショーケースに入っているものがある。フィッシュオイルのサプリメントだ。
これは温度が高くなったり、日光に当たるだけでも酸化してしまう。そのため、高級な商品は遮光性の高いボトルに入れられ、冷蔵保存されている。フィッシュオイルのサプリメントを個人輸入して封を開けると、途端に魚臭さが漂うことがある。これは残念ながら、輸送の段階で酸化してしまったということだ。
気候的環境や地理的環境に恵まれている日本では、採った食材をすぐに調理して新鮮なうちに食べることができていた。そのため、保存に対してはそれほど気を使う必要がなかった。しかし欧米では食材を長期間保存することが求められており、このあたりの意識の違いがサプリメントショップのショーケースに表れている、と言えるだろう。ワインはワインセラーに保存するのに、日本酒は普通に棚に並べられているだけ、という描写も、有名なグルメ漫画で描かれていたものだ。
昔の指導者は、運動中に水を飲むことを禁じていた。いまでは笑い話だが、そんな時代が長く続いたのである。また力士は早朝に空腹状態で稽古をし、その後に大量の食事をしていた。これは今でも続いているだろう。
運動時の栄養補給を禁じる習慣は、日本人の胃腸の弱さから来ているのかもしれない。消化ができておらず、運動時に胃がもたれてしまうことを防ごうとしたのではないか。
胃も腸も消化酵素もタンパク質からできている。長い間、低たんぱく質食を続けてきた日本人は胃腸が弱く、消化能力も低い。そのため、運動前から運動中に栄養を補給することを避けてきた。しかし欧米人は高たんぱく質食を続けており、運動前も運動中も容易に栄養を摂取することができる。
アメリカのサプリメントショップの棚を見回すと、トレーニング前、トレーニング中、トレーニング後と、それぞれのタイミングで摂るべきサプリメントが分けて置いてある。適したタイミングでサプリメントを摂ることが推奨されており、日本もこの段階にステップアップしていくことが望まれる。
・運動前の栄養摂取
では具体的に、どのようなタイミングでどのような栄養を摂取していけばいいのか。
まずは運動前だが、ここでは「カフェイン」が強い作用を発揮してくれる。カフェインは筋小胞体からのカルシウムイオン放出を促し、筋力を高めてくれる。また脂肪細胞からの脂肪酸放出を促して体脂肪を燃焼するとともに、持久力を改善してくれる。そしてもちろん、集中力アップ作用も見逃せない。
またNOブースターも摂りたいところだ。
NO(一酸化窒素)が発生することで血行が促進され、また栄養素や酸素の運搬や吸収を高め、トレーニングのパフォーマンスを上げてくれるのだ。NOの材料となるアルギニンやシトルリンは、トレーニング前に必ず摂取しておきたい。
DNSの「エナジージェル」は、カフェインとNOブースターに加え、マグネシウムやマルトデキストリンが配合されている。トレーニング前に摂取してエネルギーをチャージし、トレーニング効果を高めるのに最適だろう。
・運動中の栄養摂取
運動中に必要な栄養素といえば、真っ先に「水」が挙げられる。特に今の季節、水分補給は欠かせない。さらに電解質も必要だ。水だけだと電解質が不足し、水中毒や筋肉の痙攣を引き起こす可能性がある。
また吸収が速い糖質も摂取したい。運動中の糖質摂取は持久力を高め、練習後半の動きをサポートしてくれる。マラソンランナーがレース後半に飲むドリンクには、例外なく糖質が含まれていると言っていい。
DNSの「R. E. D.」は、汗の成分に近づけた電解質と消化吸収に優れた糖質(クラスターデキストリン®)、さらに吸収の早いホエイペプチドが配合されている。すぐに飲めるドリンクタイプ、または好きな濃度に調整できる粉末タイプを、お好みで選んでほしい。
・運動後の栄養補給
運動で身体がダメージを受けたら、即座にリカバリーすることが大事だ。まずは失われたグリコーゲンを補うために、糖質を摂取しよう。
次いで、運動のストレスによって分解が進んで行く筋肉にHMBとグルタミンを補給したい。どちらも筋肉の分解を減らし、ストレスから身体を守ってくれる。
また、ここでもNOブースターを摂っておきたい。NOの材料となるアルギニンとシトルリンは栄養素の運搬能力を高め、成長ホルモンの分泌を促し、リカバリーの効率を最大限に高めてくれる。
DNSの「R4 アルティメットリカバリーアドバンテージ」は吸収の早い糖質とHMB、グルタミン、アルギニン、シトルリンを配合してあり、運動後のリカバリーをサポートしてくれる。回復力を高めたいアスリートのマストアイテムだろう。
運動前と運動中、そして運動後。そのすべてのタイミングで最適の栄養摂取をすることが、トレーニングの効果を最大限に高める。ただプロテインを飲む、ただBCAAを飲むだけでなく、タイミングをしっかりと見極めて栄養補給することが、ライバルに差をつけることにつながるのである。