体重・筋量UP
ポパイの腕がどのような形をしていたか、思い出してみよう。上腕は細いのに、前腕は異様に太くたくましくなっていたはずだ。Tシャツからのぞく太い前腕こそ、漢のみなぎる力の象徴といえるだろう。
またヘビーにトレーニングをしていると、握力が先にやられてしまってバーベルを保持できなくなることがある。前腕をしっかり鍛えておけば、そのようなこともなくトレーニングを完遂できる。
重いバーベルを使ってトレーニングするだけでも、ある程度は握力を強くすることができる。ヘビーなデッドリフトをストラップなしで行うだけでも、かなりの強化が見込めるだろう。
しかしバーベルを握った状態は「アイソメトリクス」な筋収縮となっており、筋肉の長さが変わっていない。筋力を強くするためには「アイソトニックス」すなわち指を曲げ伸ばしするような動きを追加していく必要がある。そのためのエクササイズを次に紹介していこう。
まずはビハインド・ザ・バックリストカールをお勧めしたい。バーベルを身体の後ろで保持し、指先だけで持つようにする。そこから指を曲げていき、指が曲がり切ったところで手首もさらに曲げていくようにする。
<参考動画>
ベンチの端に手首を固定してバーベルを持つ。手首を伸ばしたら、さらに指もそこから伸ばしていく。そして指をまず曲げてから手首を巻き上げていく。ダンベルで行ってもいい。
<参考動画>
リストカール系のエクササイズでは前腕の厚みを出すことはできるが、前腕の「幅」を出すことができない。幅が出てこそ、太くたくましい前腕を作り上げることができるのだ。そのためには腕橈骨筋を鍛えることが重要となる。
腕橈骨筋は背中や上腕二頭筋のエクササイズでも強い刺激を受けているが、特にこの筋肉に有効となるエクササイズを紹介していこう。
ストレートバーあるいはEZバーを使い、ケーブルを使ってリバースカールを行う。この時ポイントとなるのは、「手首を上に返した状態(背屈)」で行うことだ。手首を下に曲げてしまうと(掌屈)、ケガをしやすくなるだけでなく、刺激が腕撓骨筋ではなく上腕筋の方に逃げてしまう。バーベルで行うリバースカールと比べ、ケーブルは常に一定の負荷がかかるため、腕橈骨筋に効かせやすくなる。
<参考動画>
前腕をトレーニングする場合、手首や指の可動範囲について考慮する必要がある。スクワットのような大きな動きに比べ、前腕の動きは非常に小さくなる。
つまり同じ1レップでもスクワットでは4~5秒くらいかかるのに対し、リストカールなどは2~3秒しかかからない。そのため他の部位に比べ、前腕は多めのレップスを繰り返さないと、十分な「筋緊張時間」を保つことができないのである。他の部位はだいたい6~10レップスが標準となるが、前腕のトレーニングの場合は10~15レップス程度を目安に考えるといいだろう。また手首は傷めやすい部位でもあるため、あまりスピーディーな動きは行わず、ゆっくりとした動作を心がけるようにしていきたい。
太く、強い前腕を作ることができれば、見た目もカッコよくなり、トレーニングの効果もさらに高くなってくる。前腕のトレーニングを忘れずに行うようにしてほしい。
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ポパイの腕がどのような形をしていたか、思い出してみよう。上腕は細いのに、前腕は異様に太くたくましくなっていたはずだ。Tシャツからのぞく太い前腕こそ、漢のみなぎる力の象徴といえるだろう。
またヘビーにトレーニングをしていると、握力が先にやられてしまってバーベルを保持できなくなることがある。前腕をしっかり鍛えておけば、そのようなこともなくトレーニングを完遂できる。
重いバーベルを使ってトレーニングするだけでも、ある程度は握力を強くすることができる。ヘビーなデッドリフトをストラップなしで行うだけでも、かなりの強化が見込めるだろう。
しかしバーベルを握った状態は「アイソメトリクス」な筋収縮となっており、筋肉の長さが変わっていない。筋力を強くするためには「アイソトニックス」すなわち指を曲げ伸ばしするような動きを追加していく必要がある。そのためのエクササイズを次に紹介していこう。
まずはビハインド・ザ・バックリストカールをお勧めしたい。バーベルを身体の後ろで保持し、指先だけで持つようにする。そこから指を曲げていき、指が曲がり切ったところで手首もさらに曲げていくようにする。
<参考動画>
ベンチの端に手首を固定してバーベルを持つ。手首を伸ばしたら、さらに指もそこから伸ばしていく。そして指をまず曲げてから手首を巻き上げていく。ダンベルで行ってもいい。
<参考動画>
リストカール系のエクササイズでは前腕の厚みを出すことはできるが、前腕の「幅」を出すことができない。幅が出てこそ、太くたくましい前腕を作り上げることができるのだ。そのためには腕橈骨筋を鍛えることが重要となる。
腕橈骨筋は背中や上腕二頭筋のエクササイズでも強い刺激を受けているが、特にこの筋肉に有効となるエクササイズを紹介していこう。
ストレートバーあるいはEZバーを使い、ケーブルを使ってリバースカールを行う。この時ポイントとなるのは、「手首を上に返した状態(背屈)」で行うことだ。手首を下に曲げてしまうと(掌屈)、ケガをしやすくなるだけでなく、刺激が腕撓骨筋ではなく上腕筋の方に逃げてしまう。バーベルで行うリバースカールと比べ、ケーブルは常に一定の負荷がかかるため、腕橈骨筋に効かせやすくなる。
<参考動画>
前腕をトレーニングする場合、手首や指の可動範囲について考慮する必要がある。スクワットのような大きな動きに比べ、前腕の動きは非常に小さくなる。
つまり同じ1レップでもスクワットでは4~5秒くらいかかるのに対し、リストカールなどは2~3秒しかかからない。そのため他の部位に比べ、前腕は多めのレップスを繰り返さないと、十分な「筋緊張時間」を保つことができないのである。他の部位はだいたい6~10レップスが標準となるが、前腕のトレーニングの場合は10~15レップス程度を目安に考えるといいだろう。また手首は傷めやすい部位でもあるため、あまりスピーディーな動きは行わず、ゆっくりとした動作を心がけるようにしていきたい。
太く、強い前腕を作ることができれば、見た目もカッコよくなり、トレーニングの効果もさらに高くなってくる。前腕のトレーニングを忘れずに行うようにしてほしい。
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