体重・筋量UP
Part 1ではタンパク質と炭水化物について取り上げた。Part 2となる今回は脂肪とビタミン、ミネラルについて解説していこう。
筋肉であれホルモンであれ神経伝達物質であれ、身体が何かをつくり出すときは、「酵素」が必要となる。そして酵素は「主酵素」と「補酵素」から構成されている。主酵素はタンパク質だ。そして補酵素は多くの場合、ビタミンである。つまり十分なタンパク質とビタミンが存在しなければ、身体は何もつくることができないのである。
ただし「体質」により、主酵素と補酵素がうまく結合しないことがある。このような場合は多めのビタミンを摂取する必要が出てくる。またウォリアーは汗を多くかくため、水溶性のビタミンが流出して不足しやすい。
ビタミンB群
ウォリアーのエネルギー源はATPだ。ATPをつくるためには炭水化物や脂肪が必要となるが、これらをATPに変換するときにもビタミンが必要となる。特に必要となるのがビタミンB群である。ビタミンB群が不足すると、どんなに多くの炭水化物や脂肪を食べても、それはエネルギーに変わってくれない。またビタミンB群は疲労物質の除去やグリコーゲンの回復にも必要となる。
ビタミンC
ウォリアーが普段から注意しておきたいのが、ケガをしないことである。ケガにも骨折や肉離れ、関節の痛みなどいろいろある。これらのすべてに関係してくるのが「コラーゲン」だ。コラーゲンが足りないと骨折しやすくなるし、肉離れや関節の痛みも引き起こしやすくなる。
コラーゲンの材料はアミノ酸(タンパク質)だ。アミノ酸をコラーゲンにするときに「水酸化」という作業が必要となるが、この水酸化を受け持つのがビタミンCの役割。ビタミンCを十分に摂取しておくことで、コラーゲンをスムーズにつくれるようになる。コラーゲンがスムーズにつくることができれば、ケガをしにくくなるし、ケガからの回復も早くなるだろう。
またビタミンCは免疫力を高め、風邪やインフルエンザから身体を守ってくれる作用も期待できる。コクランレビューによれば、ビタミンCを摂取することにより風邪の症状の持続期間を短縮でき、また肉体的ストレスが高い場合は、ビタミンCによって風邪のリスクが半分に低下したとされている9。
ビタミンE
運動によって発生した活性酸素が、さまざまなダメージを引き起こすことはよく知られている。ビタミンEは活性酸素の害から身体を守ってくれ、特に細胞膜における防御能力が高い。またビタミンEには血管を拡げ、酸素の利用効率を高める作用がある。そのため、持久力の向上も期待できるだろう。
このように、ビタミンには数多くの作用があるわけだが、食事から十分な量を摂取するのは難しい。賢い解決法は、サプリメントを利用することだ。特にマルチビタミンというサプリメントには数多くのビタミンがまとめて配合され、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどと個別に摂取する必要がない。DNSのビタミンSPはマルチビタミンとして12種類のビタミンを含有しており、配合量も十分である。ウォリアーに安心して勧められるマルチビタミンだ。
ウォリアーの身体を車とすると、炭水化物や脂肪はガソリンとなる。タンパク質は車体で、ビタミンはエンジンオイルだ。そしてミネラルはタンパク質と同様、車体となる。骨のカルシウムをイメージするとわかりやすいだろう。
ミネラルにもさまざまな種類があるが、ウォリアーにとって特に不足しやすいのが「亜鉛」と「マグネシウム」だ。栄養に気を使っていると思われるNFLの選手250人以上を調査したところ、70%以上が亜鉛とマグネシウム両方が不足していたという報告もある。
亜鉛
亜鉛を十分に摂取することで、テストステロンが増えたという報告がある。体重1kgあたり3mgの亜鉛を4週間にわたって10名のレスラーに摂取させたところ、総テストステロンと遊離テストステロンレベルが顕著に高くなっていた10。
また普段運動しない人は、運動することによってテストステロンレベルが低下しやすい。そこで4週間にわたって体重1kgあたり3mgの亜鉛を摂取したところ、通常時からテストステロンレベルを高めることができ、運動してもテストステロンレベルの低下はそれほど起こらなかった11。
他にも亜鉛は成長ホルモンやインスリンの材料になったり、免疫の補助や創傷の治癒に役だったり細胞の正常な分化に関わったりなど、ウォリアーにとって非常に重要なミネラルとなっている。
マグネシウム
マグネシウムには筋肉をリラックスさせる作用がある。逆にカルシウムは筋肉を収縮させる作用がある。このバランスが崩れると、筋肉の痙攣が起こりやすい。夏場に肉離れや痙攣が起こりやすいのは、脱水によってミネラルバランスが崩れるからでもある。
またマグネシウムには睡眠を深くしたり、心臓血管系疾患を予防したりといった作用のほか、ATPの合成やインスリン感受性向上、骨にカルシウムを取り込む、体内における炎症を抑制する、脳に働いて記憶力を改善する、ADHDを改善するといった作用もあることがわかっている。
カルシウムはホエイプロテインに含まれており、また乳製品などで簡単に摂取できる。しかしマグネシウムはナッツ類や葉野菜、海藻類に多く含まれ、なかなか十分に摂取することができない。
亜鉛とマグネシウムを十分に摂取するためには、やはりサプリメントが必要となる。DNAの「ZMASP」は十分な量の亜鉛とマグネシウムを配合したミネラルサプリメントであり、ビタミンSPと併せて摂取することにより、ウォリアーの肉体改造に大きな助けとなるだろう。
Part 3では炭水化物とたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの適切な摂取方法・タイミングについて解説していく。
※ZMASPは現在終売しております。
Part 1ではタンパク質と炭水化物について取り上げた。Part 2となる今回は脂肪とビタミン、ミネラルについて解説していこう。
筋肉であれホルモンであれ神経伝達物質であれ、身体が何かをつくり出すときは、「酵素」が必要となる。そして酵素は「主酵素」と「補酵素」から構成されている。主酵素はタンパク質だ。そして補酵素は多くの場合、ビタミンである。つまり十分なタンパク質とビタミンが存在しなければ、身体は何もつくることができないのである。
ただし「体質」により、主酵素と補酵素がうまく結合しないことがある。このような場合は多めのビタミンを摂取する必要が出てくる。またウォリアーは汗を多くかくため、水溶性のビタミンが流出して不足しやすい。
ビタミンB群
ウォリアーのエネルギー源はATPだ。ATPをつくるためには炭水化物や脂肪が必要となるが、これらをATPに変換するときにもビタミンが必要となる。特に必要となるのがビタミンB群である。ビタミンB群が不足すると、どんなに多くの炭水化物や脂肪を食べても、それはエネルギーに変わってくれない。またビタミンB群は疲労物質の除去やグリコーゲンの回復にも必要となる。
ビタミンC
ウォリアーが普段から注意しておきたいのが、ケガをしないことである。ケガにも骨折や肉離れ、関節の痛みなどいろいろある。これらのすべてに関係してくるのが「コラーゲン」だ。コラーゲンが足りないと骨折しやすくなるし、肉離れや関節の痛みも引き起こしやすくなる。
コラーゲンの材料はアミノ酸(タンパク質)だ。アミノ酸をコラーゲンにするときに「水酸化」という作業が必要となるが、この水酸化を受け持つのがビタミンCの役割。ビタミンCを十分に摂取しておくことで、コラーゲンをスムーズにつくれるようになる。コラーゲンがスムーズにつくることができれば、ケガをしにくくなるし、ケガからの回復も早くなるだろう。
またビタミンCは免疫力を高め、風邪やインフルエンザから身体を守ってくれる作用も期待できる。コクランレビューによれば、ビタミンCを摂取することにより風邪の症状の持続期間を短縮でき、また肉体的ストレスが高い場合は、ビタミンCによって風邪のリスクが半分に低下したとされている9。
ビタミンE
運動によって発生した活性酸素が、さまざまなダメージを引き起こすことはよく知られている。ビタミンEは活性酸素の害から身体を守ってくれ、特に細胞膜における防御能力が高い。またビタミンEには血管を拡げ、酸素の利用効率を高める作用がある。そのため、持久力の向上も期待できるだろう。
このように、ビタミンには数多くの作用があるわけだが、食事から十分な量を摂取するのは難しい。賢い解決法は、サプリメントを利用することだ。特にマルチビタミンというサプリメントには数多くのビタミンがまとめて配合され、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどと個別に摂取する必要がない。DNSのビタミンSPはマルチビタミンとして12種類のビタミンを含有しており、配合量も十分である。ウォリアーに安心して勧められるマルチビタミンだ。
ウォリアーの身体を車とすると、炭水化物や脂肪はガソリンとなる。タンパク質は車体で、ビタミンはエンジンオイルだ。そしてミネラルはタンパク質と同様、車体となる。骨のカルシウムをイメージするとわかりやすいだろう。
ミネラルにもさまざまな種類があるが、ウォリアーにとって特に不足しやすいのが「亜鉛」と「マグネシウム」だ。栄養に気を使っていると思われるNFLの選手250人以上を調査したところ、70%以上が亜鉛とマグネシウム両方が不足していたという報告もある。
亜鉛
亜鉛を十分に摂取することで、テストステロンが増えたという報告がある。体重1kgあたり3mgの亜鉛を4週間にわたって10名のレスラーに摂取させたところ、総テストステロンと遊離テストステロンレベルが顕著に高くなっていた10。
また普段運動しない人は、運動することによってテストステロンレベルが低下しやすい。そこで4週間にわたって体重1kgあたり3mgの亜鉛を摂取したところ、通常時からテストステロンレベルを高めることができ、運動してもテストステロンレベルの低下はそれほど起こらなかった11。
他にも亜鉛は成長ホルモンやインスリンの材料になったり、免疫の補助や創傷の治癒に役だったり細胞の正常な分化に関わったりなど、ウォリアーにとって非常に重要なミネラルとなっている。
マグネシウム
マグネシウムには筋肉をリラックスさせる作用がある。逆にカルシウムは筋肉を収縮させる作用がある。このバランスが崩れると、筋肉の痙攣が起こりやすい。夏場に肉離れや痙攣が起こりやすいのは、脱水によってミネラルバランスが崩れるからでもある。
またマグネシウムには睡眠を深くしたり、心臓血管系疾患を予防したりといった作用のほか、ATPの合成やインスリン感受性向上、骨にカルシウムを取り込む、体内における炎症を抑制する、脳に働いて記憶力を改善する、ADHDを改善するといった作用もあることがわかっている。
カルシウムはホエイプロテインに含まれており、また乳製品などで簡単に摂取できる。しかしマグネシウムはナッツ類や葉野菜、海藻類に多く含まれ、なかなか十分に摂取することができない。
亜鉛とマグネシウムを十分に摂取するためには、やはりサプリメントが必要となる。DNAの「ZMASP」は十分な量の亜鉛とマグネシウムを配合したミネラルサプリメントであり、ビタミンSPと併せて摂取することにより、ウォリアーの肉体改造に大きな助けとなるだろう。
Part 3では炭水化物とたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの適切な摂取方法・タイミングについて解説していく。
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