健康・体力・美容UP
グルタミンというアミノ酸がある。
もちろんウォリアー諸君ならばご存じだろう。だがもしかすると、こう思っている人がいるのではないか。
「グルタミンって、なんか地味だよね」
「魔法の粉」とも呼ばれるクレアチン、カタボリック防止に絶大な威力を発揮するBCAA、そして最近何かと話題のHMB。確かにこれらは高い効果を得られるし、何よりそれを体感しやすい。そのため、熱心な信者も多い。
だからこそ、言わせてもらう。
グルタミンは決して地味な存在ではない。プロテインパウダーと同じくらい、筋肉にとって重要なモノであり、ウォリアーにとって欠かすことのできないサプリメントだ。
今回はそんな「サプリメント界のアンサング・ヒーロー」について、述べていきたい。
まずは語らせてほしい。
グルタミンとは、グルタミン酸にアンモニアが結合してできるアミノ酸であり、体内で作られる非必須アミノ酸の一つである。よく「グルタミン酸」と混同されるが、まったくの別モノと考えてほしい。チャーハンに放り込むうま味調味料と、筋肉に対して働く非必須アミノ酸を混同してはいけない。
そしてグルタミンは、体内で一番多い遊離アミノ酸だ。体内で一番多い理由は、その生理学的な働きが多岐にわたることだ。グルタミンの働きについては、以下記事を参照いただきたい。
グルタミンの働きを端的に言えば「免疫を強化し、エネルギーの増強に貢献する」こと。そればかりか医療現場でも使われており、特に救急医療やがん治療の回復期でその効果が実証されているほど、身体のケアに有用に働く。
そんな「肉体の守護天使」ともいえるグルタミンは、バルクアップにもかなり有効に働くとされる。これは20年ほど前から言われてきたことだ。しかしながら、ここで「される」記したように、最新のスポーツ栄養学上では「グルタミンのバルクアップに対する有用性は、明確なエビデンスとしては少し弱い」という見解が一般的であるからだ。
しかし、グルタミンにバルクアップ効果は間違いなくある。そう断言しよう。なぜならば、筆者自身が身をもって体感したからだ。
あるエピソードをご紹介したい。
2005年冬。今から10年以上前のことだ。陸上競技の投擲種目の選手であった筆者は冬の時期、バルクアップを目的に日々ウェイトトレーニングに励んでいた。当時からトレーニング仲間とともにトレーニング専門誌などから情報を得て、自己流でトレーニングしていた。もちろんプロテインは飲んでおり、時期によってはクレアチンも一緒に摂っていた。
トレーニング歴はこの時点で約10年。自分の引き出しには、さまざまなトレーニング法のバリエーションも入っており(通っていた大学がスポーツ系だったというのも関係しているかもしれない)、実際に大学に入学してからは順調に記録も扱う重量も伸びていた。
しかし2005年冬、扱う重量が初めて頭打ちとなった。
バーベルが重たく感じ、妙なストレスが溜まる日々。今となってはいろいろな原因が考えられるが、当時は「こういう時こそしっかりと追い込まなくてはならない」と考え、やみくもにトレーニングを続ける日々を送っていた。
そんなある日、大学の生協で発見したのが「ホエイプロテインG+」だった。以前からもちろん存在は知っていたが、それまでは、某メーカーのストレングスタイプのプロテインを使用しており、購入には至らなかった。そして「どのプロテインも、そこまで違いはなかろう」と思っていた。今思えば、浅はかなこと極まりない。
当時、ちょうど使っているプロテインが終わるタイミングだったので、思い切って、G+に替えてみることに。経験者はおわかりいただけるとは思うが、常的に摂るプロテインを変えることは、少々勇気がいる。味が合わなかったら、合わないまま摂るということになるからだ。当時は今よりもおいしいと思えるプロテインは少なく、味のハズレを引くぐらいなら、同じものを摂り続ける人が多かった気がする。
もちろん味なんてどうでもよく、コスト、成分重視という人もいるだろう。だが、味はおいしいに越したことはない。筆者はG+の定番・チョコレート味を購入し、初めてグルタミンの存在を意識することになった。
大学でスポーツ系の学部に在籍してはいたが、実は、グルタミンが何者でどんな働きをするのかは知らなかった。恥ずかしながら当時は皆さんと同じように、うま味調味料に含まれるグルタミン酸と混同していたことを13年ぶりに告白する。
初めてG+を飲んだ時は、まずそのうまさに驚いた記憶がある。今まで飲んでいたプロテインは何だったのか…? というぐらい味に感動した。そして味もさることながら、その溶けやすさに驚嘆した。
極端な話、シェイカーを振らずとも、箸でかき回すだけで溶けていく。
「こんなプロテイン、今まで見たことない!」
率直にそう感じた。しかも、どこのメーカーよりも価格を抑えて販売されていたので、学生だった筆者にはありがたかった。
そしてグルタミンを摂る以上、どのような効果が期待できるかを自分自身が知りたくなった。幸いスポーツ系の学部に在籍していたため、その分野に明るい友人にも恵まれていた。聞いてみると、免疫力向上や胃腸の調子を整える作用があり、何より筋肥大も見込めるというではないか!
「味も効果も最高じゃないか! グルタミン!!」
ということで、グルタミンを配合するG+は筆者の新たな相棒となった。
うまいプロテインは素直にうれしい。それは現代における重要な価値観の一つといえる。だが忘れてはならない。プロテインの本質は「たんぱく質を補給して、筋肉を発達させてナンボ」ということを。
G+に出会った当時、筆者の体重は110㎏。1日のたんぱく質摂取量の目標は220g。そのうち100g程度をプロテインパウダーで摂ろうと考えていた。したがって1日3~4回プロテインを飲むことになるが、そのうち2回(朝練後と夕方の練習後)、G+を飲んでいた。個人的な体感で恐縮だが、大きく言って効果は2つ。疲労の軽減と、バルクアップである。(※筆者個人の感想です)
まず最初に感じたのは、疲労の軽減。当時は朝練と夕方からの練習で合間に授業、というライフスタイルだった。いくら若いからと言われても、疲労はたまるものだ。ところがプロテインをG+に変え、2袋目に突入した時のこと(1カ月2袋を目安に消費していたので、摂り始めて1カ月ほど経ったタイミング)。これまでの疲労感が完全に消えないまでも、だいぶ楽になったように初めて思えた。推測だが、グルタミンがグリコーゲンの回復を手伝ってくれたのではないか。比較的短期間で、疲労感が明らかに軽減したのだ。(※筆者個人の感想です)
そして最も強烈だったのが「とにかく、デカくなった」こと。
クレアチンのように急激に、ではない。じわじわと、だが着実に、筆者の身体はバルクアップしていった。プロテインを飲むサイクルは変えていなかったが、疲労感が明らかに軽減されていたため、毎回しっかりとトレーニングできていた。それも大きな要因だったと思う。
結局G+を飲み続けて半年で、筆者は7~8㎏増量した。それ以前からホエイプロテインは継続的に摂っていたので、、筆者は明確にG+に配合されているグルタミンの効果だと思っている。(※筆者個人の感想です)
そもそもグルタミンは体内でも作られるものだが、冒頭でも書いたように、体内のさまざまな部分で使われる。ということは、筋肉へ回される量はバルクアップにはおのずと不十分となる。そこでグルタミンをサプリメントとして十分な量摂っておけば、筋肉に回される量も多くなる。そんなイメージだ。(※繰り返しますが、筆者個人のイメージです)
断言できる。筆者のサプリメント人生の中で、最も摂っているものはプロテインパウダーとグルタミンである。
「ごはんと味噌汁」
「ビールに枝豆」
に、匹敵するコンビとも言っていい。
プロテインを飲む時には、常にグルタミンを一緒に摂ると決めている。筆者の身体を大きく成長させてくれたグルタミン、クレアチンやBCAA、HMBと比べると、決して派手ではないかもしれない。だが、いぶし銀のように確実に働いてくれるグルタミン。
オレは、今後もコイツと付き合っていく。
グルタミンというアミノ酸がある。
もちろんウォリアー諸君ならばご存じだろう。だがもしかすると、こう思っている人がいるのではないか。
「グルタミンって、なんか地味だよね」
「魔法の粉」とも呼ばれるクレアチン、カタボリック防止に絶大な威力を発揮するBCAA、そして最近何かと話題のHMB。確かにこれらは高い効果を得られるし、何よりそれを体感しやすい。そのため、熱心な信者も多い。
だからこそ、言わせてもらう。
グルタミンは決して地味な存在ではない。プロテインパウダーと同じくらい、筋肉にとって重要なモノであり、ウォリアーにとって欠かすことのできないサプリメントだ。
今回はそんな「サプリメント界のアンサング・ヒーロー」について、述べていきたい。
まずは語らせてほしい。
グルタミンとは、グルタミン酸にアンモニアが結合してできるアミノ酸であり、体内で作られる非必須アミノ酸の一つである。よく「グルタミン酸」と混同されるが、まったくの別モノと考えてほしい。チャーハンに放り込むうま味調味料と、筋肉に対して働く非必須アミノ酸を混同してはいけない。
そしてグルタミンは、体内で一番多い遊離アミノ酸だ。体内で一番多い理由は、その生理学的な働きが多岐にわたることだ。グルタミンの働きについては、以下記事を参照いただきたい。
グルタミンの働きを端的に言えば「免疫を強化し、エネルギーの増強に貢献する」こと。そればかりか医療現場でも使われており、特に救急医療やがん治療の回復期でその効果が実証されているほど、身体のケアに有用に働く。
そんな「肉体の守護天使」ともいえるグルタミンは、バルクアップにもかなり有効に働くとされる。これは20年ほど前から言われてきたことだ。しかしながら、ここで「される」記したように、最新のスポーツ栄養学上では「グルタミンのバルクアップに対する有用性は、明確なエビデンスとしては少し弱い」という見解が一般的であるからだ。
しかし、グルタミンにバルクアップ効果は間違いなくある。そう断言しよう。なぜならば、筆者自身が身をもって体感したからだ。
あるエピソードをご紹介したい。
2005年冬。今から10年以上前のことだ。陸上競技の投擲種目の選手であった筆者は冬の時期、バルクアップを目的に日々ウェイトトレーニングに励んでいた。当時からトレーニング仲間とともにトレーニング専門誌などから情報を得て、自己流でトレーニングしていた。もちろんプロテインは飲んでおり、時期によってはクレアチンも一緒に摂っていた。
トレーニング歴はこの時点で約10年。自分の引き出しには、さまざまなトレーニング法のバリエーションも入っており(通っていた大学がスポーツ系だったというのも関係しているかもしれない)、実際に大学に入学してからは順調に記録も扱う重量も伸びていた。
しかし2005年冬、扱う重量が初めて頭打ちとなった。
バーベルが重たく感じ、妙なストレスが溜まる日々。今となってはいろいろな原因が考えられるが、当時は「こういう時こそしっかりと追い込まなくてはならない」と考え、やみくもにトレーニングを続ける日々を送っていた。
そんなある日、大学の生協で発見したのが「ホエイプロテインG+」だった。以前からもちろん存在は知っていたが、それまでは、某メーカーのストレングスタイプのプロテインを使用しており、購入には至らなかった。そして「どのプロテインも、そこまで違いはなかろう」と思っていた。今思えば、浅はかなこと極まりない。
当時、ちょうど使っているプロテインが終わるタイミングだったので、思い切って、G+に替えてみることに。経験者はおわかりいただけるとは思うが、常的に摂るプロテインを変えることは、少々勇気がいる。味が合わなかったら、合わないまま摂るということになるからだ。当時は今よりもおいしいと思えるプロテインは少なく、味のハズレを引くぐらいなら、同じものを摂り続ける人が多かった気がする。
もちろん味なんてどうでもよく、コスト、成分重視という人もいるだろう。だが、味はおいしいに越したことはない。筆者はG+の定番・チョコレート味を購入し、初めてグルタミンの存在を意識することになった。
大学でスポーツ系の学部に在籍してはいたが、実は、グルタミンが何者でどんな働きをするのかは知らなかった。恥ずかしながら当時は皆さんと同じように、うま味調味料に含まれるグルタミン酸と混同していたことを13年ぶりに告白する。
初めてG+を飲んだ時は、まずそのうまさに驚いた記憶がある。今まで飲んでいたプロテインは何だったのか…? というぐらい味に感動した。そして味もさることながら、その溶けやすさに驚嘆した。
極端な話、シェイカーを振らずとも、箸でかき回すだけで溶けていく。
「こんなプロテイン、今まで見たことない!」
率直にそう感じた。しかも、どこのメーカーよりも価格を抑えて販売されていたので、学生だった筆者にはありがたかった。
そしてグルタミンを摂る以上、どのような効果が期待できるかを自分自身が知りたくなった。幸いスポーツ系の学部に在籍していたため、その分野に明るい友人にも恵まれていた。聞いてみると、免疫力向上や胃腸の調子を整える作用があり、何より筋肥大も見込めるというではないか!
「味も効果も最高じゃないか! グルタミン!!」
ということで、グルタミンを配合するG+は筆者の新たな相棒となった。
うまいプロテインは素直にうれしい。それは現代における重要な価値観の一つといえる。だが忘れてはならない。プロテインの本質は「たんぱく質を補給して、筋肉を発達させてナンボ」ということを。
G+に出会った当時、筆者の体重は110㎏。1日のたんぱく質摂取量の目標は220g。そのうち100g程度をプロテインパウダーで摂ろうと考えていた。したがって1日3~4回プロテインを飲むことになるが、そのうち2回(朝練後と夕方の練習後)、G+を飲んでいた。個人的な体感で恐縮だが、大きく言って効果は2つ。疲労の軽減と、バルクアップである。(※筆者個人の感想です)
まず最初に感じたのは、疲労の軽減。当時は朝練と夕方からの練習で合間に授業、というライフスタイルだった。いくら若いからと言われても、疲労はたまるものだ。ところがプロテインをG+に変え、2袋目に突入した時のこと(1カ月2袋を目安に消費していたので、摂り始めて1カ月ほど経ったタイミング)。これまでの疲労感が完全に消えないまでも、だいぶ楽になったように初めて思えた。推測だが、グルタミンがグリコーゲンの回復を手伝ってくれたのではないか。比較的短期間で、疲労感が明らかに軽減したのだ。(※筆者個人の感想です)
そして最も強烈だったのが「とにかく、デカくなった」こと。
クレアチンのように急激に、ではない。じわじわと、だが着実に、筆者の身体はバルクアップしていった。プロテインを飲むサイクルは変えていなかったが、疲労感が明らかに軽減されていたため、毎回しっかりとトレーニングできていた。それも大きな要因だったと思う。
結局G+を飲み続けて半年で、筆者は7~8㎏増量した。それ以前からホエイプロテインは継続的に摂っていたので、、筆者は明確にG+に配合されているグルタミンの効果だと思っている。(※筆者個人の感想です)
そもそもグルタミンは体内でも作られるものだが、冒頭でも書いたように、体内のさまざまな部分で使われる。ということは、筋肉へ回される量はバルクアップにはおのずと不十分となる。そこでグルタミンをサプリメントとして十分な量摂っておけば、筋肉に回される量も多くなる。そんなイメージだ。(※繰り返しますが、筆者個人のイメージです)
断言できる。筆者のサプリメント人生の中で、最も摂っているものはプロテインパウダーとグルタミンである。
「ごはんと味噌汁」
「ビールに枝豆」
に、匹敵するコンビとも言っていい。
プロテインを飲む時には、常にグルタミンを一緒に摂ると決めている。筆者の身体を大きく成長させてくれたグルタミン、クレアチンやBCAA、HMBと比べると、決して派手ではないかもしれない。だが、いぶし銀のように確実に働いてくれるグルタミン。
オレは、今後もコイツと付き合っていく。