競技パフォーマンスUP
上体を捻る動きは競技の中に数多く見受けられる。そのため、ローテーショナル・スクワットやローテーショナル・オーバーヘッドプレスなどが行われることもあるが、これらは動作学習という意味はあっても、ダイレクトに回旋させる筋力を強化する動きではない。
では、回旋力を鍛えるにはどのような運動が良いのだろうか。ロシアンツィストやメディシンボールによるサイドトスなどが一般的に行われているが、今回は別のエクササイズを紹介していこう。
「パンチ力の源は背中の筋肉だ」と言われる。だがこの言葉を不自然に感じるウォリアーも多いだろう。パンチを出すときには三角筋前部や上腕三頭筋が主に使われているように見えるからだ。
しかし、それはパンチを出す側の腕だけ見ているからである。実際にパンチを出すときは、足を使って地面を強く蹴り、上体を回旋させて下半身の力を上体に伝え、腕を前方に強く突き出していく。右腕でパンチするときには、左腕を強く後ろに引き、上体を回旋させることが必要となるのだ。
この「腕を強く後ろに引く」ときに、背中の筋肉が使われるわけである。
ピッチャーや投擲選手が投げるとき、バッターやゴルファーがスイングするとき、バレーボールでスパイクするときなどにも同じことが言える。身体を捻る動きを強化したければ、前方に突き出す側だけでなく、逆側を後方に引きつける出力も同時に高める必要があるのである。
このため、広背筋や僧帽筋をターゲットとしたワンハンド・ダンベルロウイングのようなエクササイズが有効となってくる。ここでは連動性が重要となってくるため、広背筋や僧帽筋だけをアイソレートさせるような丁寧な動きでやる必要はない。脚を含めた全身の力を使い、反動とSSCを使って高重量を扱うようにしていきたい。
<参考:SSCを応用したエクササイズ>
https://www.dnszone.jp/magazine/2014/0820-001.php
引き付ける動きだけでなく、プッシュする側の動きにも強く負荷を加える方法がある。それが「ケーブル・プッシュプル」だ。
ケーブル・プッシュプルは押し出す動きと引き付ける動きを同時に行うことができ、また両者の使用重量も細かく設定することができる。ジムにケーブルマシンがある場合はぜひ試して欲しい。
上体を捻る動きは競技の中に数多く見受けられる。そのため、ローテーショナル・スクワットやローテーショナル・オーバーヘッドプレスなどが行われることもあるが、これらは動作学習という意味はあっても、ダイレクトに回旋させる筋力を強化する動きではない。
では、回旋力を鍛えるにはどのような運動が良いのだろうか。ロシアンツィストやメディシンボールによるサイドトスなどが一般的に行われているが、今回は別のエクササイズを紹介していこう。
「パンチ力の源は背中の筋肉だ」と言われる。だがこの言葉を不自然に感じるウォリアーも多いだろう。パンチを出すときには三角筋前部や上腕三頭筋が主に使われているように見えるからだ。
しかし、それはパンチを出す側の腕だけ見ているからである。実際にパンチを出すときは、足を使って地面を強く蹴り、上体を回旋させて下半身の力を上体に伝え、腕を前方に強く突き出していく。右腕でパンチするときには、左腕を強く後ろに引き、上体を回旋させることが必要となるのだ。
この「腕を強く後ろに引く」ときに、背中の筋肉が使われるわけである。
ピッチャーや投擲選手が投げるとき、バッターやゴルファーがスイングするとき、バレーボールでスパイクするときなどにも同じことが言える。身体を捻る動きを強化したければ、前方に突き出す側だけでなく、逆側を後方に引きつける出力も同時に高める必要があるのである。
このため、広背筋や僧帽筋をターゲットとしたワンハンド・ダンベルロウイングのようなエクササイズが有効となってくる。ここでは連動性が重要となってくるため、広背筋や僧帽筋だけをアイソレートさせるような丁寧な動きでやる必要はない。脚を含めた全身の力を使い、反動とSSCを使って高重量を扱うようにしていきたい。
<参考:SSCを応用したエクササイズ>
https://www.dnszone.jp/magazine/2014/0820-001.php
引き付ける動きだけでなく、プッシュする側の動きにも強く負荷を加える方法がある。それが「ケーブル・プッシュプル」だ。
ケーブル・プッシュプルは押し出す動きと引き付ける動きを同時に行うことができ、また両者の使用重量も細かく設定することができる。ジムにケーブルマシンがある場合はぜひ試して欲しい。