体重・筋量UP
オフシーズンのうちに身体をデカくして、シーズン中は増大した筋肉量と筋力を維持していく。それがウォリアーの定石だ。
しかし、常に高みを目指すのならば「維持するだけ」で満足してはならない。シーズン中であっても、また酷暑の夏の間であっても、現状に満足することなく、よりデカく、より強い肉体を得るように心がけていきたいものだ。
とはいえ、夏の間に体調を崩してしまうウォリアーは数多い。試合の連続による疲労の蓄積や夏バテによる食欲減退が、その原因だ。今回は蓄積した疲労を取り除き、夏バテを克服するための方法について解説していこう。
疲労が起こる代表的な理由として、古くは乳酸が犯人とされ、最近ではカリウムイオンやリン酸が犯人だとされている。まだ決定的な結論は出ていないが、疲労を軽減するための方法として「エネルギーの確保」が最も重要であることは明らかだろう。エネルギーとはすなわちATPだ。ATPを合成する材料として、糖質とタンパク質、脂肪の三大栄養素を十分に補給することが必要である。
まずは糖質から。糖質の主な供給源は米やパン、麺類、果物などだ。ただし、これらを食べればそれで良い、というわけではない。糖質をエネルギー化するときに、ビタミンB1が必要になるのである。
ビタミンB1と脚気の関係については説明不要だろう。大正末期には脚気による死亡者は年間2万5千人を超え、結核と並ぶ国民病だった。今でも清涼飲料水やインスタント食品の食べ過ぎによる糖質の過剰摂取により、潜在的な脚気患者は数多く存在する。
次にタンパク質だ。タンパク質はアミノ酸となり、これもATPの材料となる。しかしアミノ酸が代謝されるときはアミノ基が外れて炭素骨格が残る。この反応にはビタミンB6が必要になるのだ。つまりビタミンB6が足りないと、アミノ酸を利用することができないのである。
脂肪はどうだろうか。脂肪がATPを作り出すときは「β酸化」という経路をたどっていく。この最初の段階において水素を引き抜く反応が必要となる。これにはビタミンB2が必要になるのだ。つまりビタミンB2が足りないと、脂肪をエネルギーにすることができないのである。
また酸素を運搬するのにヘモグロビンが必要になる。ヘモグロビンを体内のさまざまな場所に運搬するのが赤血球の役割だ。そして赤血球を合成するためには、ビタミンB12が欠かせない。
つまりビタミンB群が足りていないと、エネルギー化も酸素の運搬も上手くいかないということになる。さらに夏の間は汗を大量にかく。ビタミンB群は水溶性のため、汗の中に流出してしまい、ウォリアーの身体から大量に奪われてしまうのだ。
ここでビタミンB1を例に考えてみよう。厚生労働省の指針によれば、ビタミンB1の推奨摂取量(18~49歳の男性)は1日1.4mgである。しかし平成25年の国民健康・栄養調査では、1日の平均摂取量は0.93mgでしかない。食事から十分なビタミンB1を摂取するのは難しいことがよくわかる。
もちろんウォリアーの場合、1.4mgでもぜんぜん足りない。またビタミンB1に耐容上限量(副作用のでる量)は設定されていない。つまりかなり大量に摂取しても問題はないということだ。ビタミンB群のような水溶性ビタミンは、大量摂取しても余剰分は尿から排出されてしまうため、副作用の心配はいらないのである。
そこで、ビタミンB群はサプリメントで摂取するようにしたい。DNSのビタミンスーパープレミアムなら1日分としてB1が50mg、B2は25mg、B6は30mg、B12は100μgを摂取することができる。これならウォリアーにとっても十分だろう。繰り返すが、副作用の心配はまったくいらない。せっかく食べた米や肉をムダにせず、スムーズにエネルギー化できるように、賢くビタミンを摂取したいものだ。
オフシーズンのうちに身体をデカくして、シーズン中は増大した筋肉量と筋力を維持していく。それがウォリアーの定石だ。
しかし、常に高みを目指すのならば「維持するだけ」で満足してはならない。シーズン中であっても、また酷暑の夏の間であっても、現状に満足することなく、よりデカく、より強い肉体を得るように心がけていきたいものだ。
とはいえ、夏の間に体調を崩してしまうウォリアーは数多い。試合の連続による疲労の蓄積や夏バテによる食欲減退が、その原因だ。今回は蓄積した疲労を取り除き、夏バテを克服するための方法について解説していこう。
疲労が起こる代表的な理由として、古くは乳酸が犯人とされ、最近ではカリウムイオンやリン酸が犯人だとされている。まだ決定的な結論は出ていないが、疲労を軽減するための方法として「エネルギーの確保」が最も重要であることは明らかだろう。エネルギーとはすなわちATPだ。ATPを合成する材料として、糖質とタンパク質、脂肪の三大栄養素を十分に補給することが必要である。
まずは糖質から。糖質の主な供給源は米やパン、麺類、果物などだ。ただし、これらを食べればそれで良い、というわけではない。糖質をエネルギー化するときに、ビタミンB1が必要になるのである。
ビタミンB1と脚気の関係については説明不要だろう。大正末期には脚気による死亡者は年間2万5千人を超え、結核と並ぶ国民病だった。今でも清涼飲料水やインスタント食品の食べ過ぎによる糖質の過剰摂取により、潜在的な脚気患者は数多く存在する。
次にタンパク質だ。タンパク質はアミノ酸となり、これもATPの材料となる。しかしアミノ酸が代謝されるときはアミノ基が外れて炭素骨格が残る。この反応にはビタミンB6が必要になるのだ。つまりビタミンB6が足りないと、アミノ酸を利用することができないのである。
脂肪はどうだろうか。脂肪がATPを作り出すときは「β酸化」という経路をたどっていく。この最初の段階において水素を引き抜く反応が必要となる。これにはビタミンB2が必要になるのだ。つまりビタミンB2が足りないと、脂肪をエネルギーにすることができないのである。
また酸素を運搬するのにヘモグロビンが必要になる。ヘモグロビンを体内のさまざまな場所に運搬するのが赤血球の役割だ。そして赤血球を合成するためには、ビタミンB12が欠かせない。
つまりビタミンB群が足りていないと、エネルギー化も酸素の運搬も上手くいかないということになる。さらに夏の間は汗を大量にかく。ビタミンB群は水溶性のため、汗の中に流出してしまい、ウォリアーの身体から大量に奪われてしまうのだ。
ここでビタミンB1を例に考えてみよう。厚生労働省の指針によれば、ビタミンB1の推奨摂取量(18~49歳の男性)は1日1.4mgである。しかし平成25年の国民健康・栄養調査では、1日の平均摂取量は0.93mgでしかない。食事から十分なビタミンB1を摂取するのは難しいことがよくわかる。
もちろんウォリアーの場合、1.4mgでもぜんぜん足りない。またビタミンB1に耐容上限量(副作用のでる量)は設定されていない。つまりかなり大量に摂取しても問題はないということだ。ビタミンB群のような水溶性ビタミンは、大量摂取しても余剰分は尿から排出されてしまうため、副作用の心配はいらないのである。
そこで、ビタミンB群はサプリメントで摂取するようにしたい。DNSのビタミンスーパープレミアムなら1日分としてB1が50mg、B2は25mg、B6は30mg、B12は100μgを摂取することができる。これならウォリアーにとっても十分だろう。繰り返すが、副作用の心配はまったくいらない。せっかく食べた米や肉をムダにせず、スムーズにエネルギー化できるように、賢くビタミンを摂取したいものだ。