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細胞外液の主要成分がナトリウムだと前述した。では細胞内液の主要成分は?
カリウムである。細胞内にはカリウムが多く、細胞外にはナトリウムが多い。細胞には「ナトリウムポンプ」というものがあり、細胞内にカリウムを入れ、細胞外にナトリウムを出す働きをしている。この働きは、神経伝達や筋収縮における重要な役割を果たしている。
カリウムを摂取するとナトリウムポンプの働きが強まり、細胞外にナトリウムと水分を汲み出し、血液量を増やすことができるのだ。つまりナトリウムとカリウムは対の関係にあると考えて欲しい。
ナトリウムやカリウムが不足すると、ナトリウムポンプが働かなくなる。すると神経伝達や筋収縮がうまく行かなくなってしまうのだ。筋肉が攣ってしまう理由の一つである。
ただし日本人のカリウム摂取は減少傾向にある。WHOの基準によれば脳卒中や心筋梗塞などの予防に望ましい摂取量としては一日に3510mgなのだが、日本人の平均的な摂取量としては一日に2201mg程度である。(※1)
大量の汗をかくことにより、ますますカリウムの不足は著しくなるだろう。
カリウムが多く含まれる食品は野菜や果物である。また、実は「イモ類」にもカリウムが多く含まれる。野菜などは調理によってカリウムが流出してしまうが、イモ類は大丈夫。サツマイモやジャガイモをしっかり食べ、カリウムの摂取に気を使うようにして欲しい。
カルシウムと骨の関係については説明の必要もないだろう。しかし、筋肉の収縮がカルシウムイオンの働きで起こることは知っているだろうか?カルシウムなしでは、筋肉は収縮しないのだ。
他にもカルシウムは血液の凝固や酵素反応、ホルモンや神経伝達物質の放出などの調節を担っており、それだけ重要なミネラルだからこそ、骨に蓄えられているわけだ。
しかしカルシウムの摂取が不足したり、大量の汗で流出したりすると、骨からカルシウムが溶けだしてしまう。そして骨が弱くなる。
残念ながら、日本人はカルシウムの摂取量も一般的に不足している。平成25年の国民健康・栄養調査の結果では、男性は平均520mg、女性は平均489mgが一日の摂取量となっている。
しかし男性の場合、12~14歳の推奨摂取量は1000mg、15~29歳は800mg、30~49歳でも650mgだ。女性の場合は12~14歳で800mg、15歳以上は650mgが推奨摂取量となる。(※4)
カルシウムは乳製品や小魚、海藻類、切り干し大根、凍り豆腐などに多く含まれる。また玄米などに多く含まれるフィチン酸や、ホウレンソウなどに多く含まれるシュウ酸はカルシウムの吸収を妨げるため、食べ過ぎは禁物である。
マグネシウムの多彩な働きについては、最初にこちらの記事をご一読いただきたい。
コンディショニングの基本とは ~ミネラル編
https://www.dnszone.jp/magazine/2015/0727-001.php
マグネシウムは筋肉をリラックスさせることによって肉離れや痙攣を防いだり、睡眠を深くしたり、心臓血管系疾患を予防したりといった作用が知られている。
またATPの合成にも必要であり、インスリン感受性を高めたり、骨にカルシウムを取り込んだり、テストステロンレベルを正常に保ったり、体内における炎症を抑制したり、脳に働いて記憶力を改善したり、ADHDを改善したりといった作用もある。
これも実は摂取量が不足しており、平成25年の国民健康・栄養調査では一日の摂取量として男性が平均255mg、女性が平均225mg。しかし推奨摂取量は例えば30~49歳の場合、男性で370mg、女性で290mgである。
マグネシウムは大豆やゴマ、ココア、バナナなどに含まれるが、これもやはり汗で流出してしまうことを考えると、食事からだけの摂取では心もとない。
これらのミネラルをまとめて摂取するためには、かなり食事に気を遣わねばならない。そこで、これらのミネラルをすべて配合した「DNS イオンチャージ」をウォリアーの皆さんにぜひお勧めしたい。
ナトリウムとカリウム、カルシウム、マグネシウムの他、ビタミンB群とビタミンCも配合されており、9粒を飲むことでフルマラソン1回分に相当するミネラルが補給可能である。
※イオンチャージは現在終売しております。
細胞外液の主要成分がナトリウムだと前述した。では細胞内液の主要成分は?
カリウムである。細胞内にはカリウムが多く、細胞外にはナトリウムが多い。細胞には「ナトリウムポンプ」というものがあり、細胞内にカリウムを入れ、細胞外にナトリウムを出す働きをしている。この働きは、神経伝達や筋収縮における重要な役割を果たしている。
カリウムを摂取するとナトリウムポンプの働きが強まり、細胞外にナトリウムと水分を汲み出し、血液量を増やすことができるのだ。つまりナトリウムとカリウムは対の関係にあると考えて欲しい。
ナトリウムやカリウムが不足すると、ナトリウムポンプが働かなくなる。すると神経伝達や筋収縮がうまく行かなくなってしまうのだ。筋肉が攣ってしまう理由の一つである。
ただし日本人のカリウム摂取は減少傾向にある。WHOの基準によれば脳卒中や心筋梗塞などの予防に望ましい摂取量としては一日に3510mgなのだが、日本人の平均的な摂取量としては一日に2201mg程度である。(※1)
大量の汗をかくことにより、ますますカリウムの不足は著しくなるだろう。
カリウムが多く含まれる食品は野菜や果物である。また、実は「イモ類」にもカリウムが多く含まれる。野菜などは調理によってカリウムが流出してしまうが、イモ類は大丈夫。サツマイモやジャガイモをしっかり食べ、カリウムの摂取に気を使うようにして欲しい。
カルシウムと骨の関係については説明の必要もないだろう。しかし、筋肉の収縮がカルシウムイオンの働きで起こることは知っているだろうか?カルシウムなしでは、筋肉は収縮しないのだ。
他にもカルシウムは血液の凝固や酵素反応、ホルモンや神経伝達物質の放出などの調節を担っており、それだけ重要なミネラルだからこそ、骨に蓄えられているわけだ。
しかしカルシウムの摂取が不足したり、大量の汗で流出したりすると、骨からカルシウムが溶けだしてしまう。そして骨が弱くなる。
残念ながら、日本人はカルシウムの摂取量も一般的に不足している。平成25年の国民健康・栄養調査の結果では、男性は平均520mg、女性は平均489mgが一日の摂取量となっている。
しかし男性の場合、12~14歳の推奨摂取量は1000mg、15~29歳は800mg、30~49歳でも650mgだ。女性の場合は12~14歳で800mg、15歳以上は650mgが推奨摂取量となる。(※4)
カルシウムは乳製品や小魚、海藻類、切り干し大根、凍り豆腐などに多く含まれる。また玄米などに多く含まれるフィチン酸や、ホウレンソウなどに多く含まれるシュウ酸はカルシウムの吸収を妨げるため、食べ過ぎは禁物である。
マグネシウムの多彩な働きについては、最初にこちらの記事をご一読いただきたい。
コンディショニングの基本とは ~ミネラル編
https://www.dnszone.jp/magazine/2015/0727-001.php
マグネシウムは筋肉をリラックスさせることによって肉離れや痙攣を防いだり、睡眠を深くしたり、心臓血管系疾患を予防したりといった作用が知られている。
またATPの合成にも必要であり、インスリン感受性を高めたり、骨にカルシウムを取り込んだり、テストステロンレベルを正常に保ったり、体内における炎症を抑制したり、脳に働いて記憶力を改善したり、ADHDを改善したりといった作用もある。
これも実は摂取量が不足しており、平成25年の国民健康・栄養調査では一日の摂取量として男性が平均255mg、女性が平均225mg。しかし推奨摂取量は例えば30~49歳の場合、男性で370mg、女性で290mgである。
マグネシウムは大豆やゴマ、ココア、バナナなどに含まれるが、これもやはり汗で流出してしまうことを考えると、食事からだけの摂取では心もとない。
これらのミネラルをまとめて摂取するためには、かなり食事に気を遣わねばならない。そこで、これらのミネラルをすべて配合した「DNS イオンチャージ」をウォリアーの皆さんにぜひお勧めしたい。
ナトリウムとカリウム、カルシウム、マグネシウムの他、ビタミンB群とビタミンCも配合されており、9粒を飲むことでフルマラソン1回分に相当するミネラルが補給可能である。
※イオンチャージは現在終売しております。