体重・筋量UP
糖新生による筋肉の分解を防ぎ、ドカ食いによる体脂肪蓄積を避ける。そのためには「補食」が必要だ。補食の代表例として、「100%ジュース+ホエイプロテイン」のように消化の速い糖質とホエイプロテインを組み合わせる、という方法がある。
ただし完全無敵のようにみえるホエイプロテインにも、弱点は存在する。その最たるものが、「シェイクして溶かさねばならない」ということだろう。何といっても学校やオフィスでシェイカーにプロテインと水を入れ、シャカシャカやるのは目立つ。まぁ、それを気にせずできるようになってこそ、一人前のウォリアーと呼べるのだが…。
ともあれ、まだ半人前のウォリアーにとって、人前で「シェイカーをシャカシャカ振る」のは精神的にキツイかもしれない。
では、どうすればいいのだろうか。
コンビニの棚を見回せば、ゼリー飲料や、お菓子のように見せかけた固形状の栄養食品が所狭しと並んでいるのを確認できるだろう。そして冷蔵の棚には、ペットボトルが大量に陳列されている。こういったものならば、オフィスの机の上に置いてあっても、またそれを食べたり飲んだりしても、目立つことはない。
そう、ペットボトルの中身が栄養満点であればいいのだ。ゼリー飲料やお菓子の中身が栄養豊富だったら、もう完璧だ。誰に気兼ねすることもなく、簡単に補食を摂ることができる。
なお、このように手軽な栄養摂取を可能とする出来合いの補食のことを、ミールリプレイスメントと呼ぶ。
しかしコンビニに並んでいるのは、そのほとんどが「栄養食品もどき」。十分な栄養も摂れないし、金額も高い。補食としては落第のものばかりだ。そこで、優秀なミールリプレイスメントの条件を挙げておこう。
ミールリプレイスメントの条件
1.十分な糖質とたんぱく質が含まれていること
2.ビタミンやミネラルも配合されていること
3.味がいいこと
4.リーズナブルな価格であること
5.手軽に持ち運べること
6.量が多すぎず、胃もたれしないこと
まず糖質とたんぱく質であるが、どちらも10gは欲しい。糖新生を防ぐためには、これくらいの量は必要だ。逆に、あまり多すぎると胃もたれしてしまい、補食としてはオーバースペックとなる。
また食事の代わりと銘打つ以上、ビタミンやミネラルも配合したい。運動量の多いウォリアーはビタミンやミネラルの必要量が多くなり、汗で流出してしまう分も補わねばならない。またいくつかの報告によると、ビタミンやミネラルの摂取により、運動後の回復促進も期待できるようだ1,2。
そして毎日摂取するものなので、味がよくないと困る。数種類の味から選べるようであれば、飽きずにすむだろう。また、金額が高すぎても継続できないので、リーズナブルな価格であることも必要条件の一つとなる。
次回では具体的なミールリプレイスメントをいくつか紹介するとともに、理想的な摂取タイミングや使い分け方法について解説していこう。
糖新生による筋肉の分解を防ぎ、ドカ食いによる体脂肪蓄積を避ける。そのためには「補食」が必要だ。補食の代表例として、「100%ジュース+ホエイプロテイン」のように消化の速い糖質とホエイプロテインを組み合わせる、という方法がある。
ただし完全無敵のようにみえるホエイプロテインにも、弱点は存在する。その最たるものが、「シェイクして溶かさねばならない」ということだろう。何といっても学校やオフィスでシェイカーにプロテインと水を入れ、シャカシャカやるのは目立つ。まぁ、それを気にせずできるようになってこそ、一人前のウォリアーと呼べるのだが…。
ともあれ、まだ半人前のウォリアーにとって、人前で「シェイカーをシャカシャカ振る」のは精神的にキツイかもしれない。
では、どうすればいいのだろうか。
コンビニの棚を見回せば、ゼリー飲料や、お菓子のように見せかけた固形状の栄養食品が所狭しと並んでいるのを確認できるだろう。そして冷蔵の棚には、ペットボトルが大量に陳列されている。こういったものならば、オフィスの机の上に置いてあっても、またそれを食べたり飲んだりしても、目立つことはない。
そう、ペットボトルの中身が栄養満点であればいいのだ。ゼリー飲料やお菓子の中身が栄養豊富だったら、もう完璧だ。誰に気兼ねすることもなく、簡単に補食を摂ることができる。
なお、このように手軽な栄養摂取を可能とする出来合いの補食のことを、ミールリプレイスメントと呼ぶ。
しかしコンビニに並んでいるのは、そのほとんどが「栄養食品もどき」。十分な栄養も摂れないし、金額も高い。補食としては落第のものばかりだ。そこで、優秀なミールリプレイスメントの条件を挙げておこう。
ミールリプレイスメントの条件
1.十分な糖質とたんぱく質が含まれていること
2.ビタミンやミネラルも配合されていること
3.味がいいこと
4.リーズナブルな価格であること
5.手軽に持ち運べること
6.量が多すぎず、胃もたれしないこと
まず糖質とたんぱく質であるが、どちらも10gは欲しい。糖新生を防ぐためには、これくらいの量は必要だ。逆に、あまり多すぎると胃もたれしてしまい、補食としてはオーバースペックとなる。
また食事の代わりと銘打つ以上、ビタミンやミネラルも配合したい。運動量の多いウォリアーはビタミンやミネラルの必要量が多くなり、汗で流出してしまう分も補わねばならない。またいくつかの報告によると、ビタミンやミネラルの摂取により、運動後の回復促進も期待できるようだ1,2。
そして毎日摂取するものなので、味がよくないと困る。数種類の味から選べるようであれば、飽きずにすむだろう。また、金額が高すぎても継続できないので、リーズナブルな価格であることも必要条件の一つとなる。
次回では具体的なミールリプレイスメントをいくつか紹介するとともに、理想的な摂取タイミングや使い分け方法について解説していこう。