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回復速度に差をつけろ ~ストレスホルモン対策

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回復速度に差をつけろ ~ストレスホルモン対策

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ウォリアーの肉体は、毎日のように酷使されている。これは常人の比ではない。ハードなトレーニングによって肉体的ストレスを受けている時、体内では何が起こっているのだろうか。

 

■ストレスホルモンから筋肉を護るために

ストレスを受けると、「アドレナリン」や「コルチゾル」、「グルカゴン」などのホルモンが分泌される。コルチゾルの場合、ストレスのない状態だと1日20mgくらいしか分泌されないが、ストレスがかかると分泌量が10倍以上になることもある。

これらストレスホルモンの主な働きは、血糖値を高めることだ。他にも血圧を高めたり、炎症を抑えたりすることにより、ストレスに対抗する働きを担っている。しかし残念ながらこの時、血糖値を高めるために筋肉が分解されてしまうのである。筋肉に含まれるアミノ酸が、血糖(血液中のブドウ糖)を増やすために必要とされるのだ。

この時、主に使われるアミノ酸が、「グルタミン」である。つまり筋肉からグルタミンを取り出そうとして、筋肉が分解されてしまうわけだ。他にも必要とされるアミノ酸はあるが、グルタミンの重要性は特に際立っている1,2

筋肉を分解されたくなかったら、どうすればいいのか。グルタミンを外部から摂取すればいいのである。トレーニング後にできるだけ早いタイミングでグルタミンを摂取することで、筋肉の分解を防ぐことができるはずだ。

グルタミンには他にも多彩な作用があり、ウォリアーにとって絶対的に必要なアミノ酸の一つである。

 

(後編に続く)

【参考文献】

  • 1 :Role of glutamine in human carbohydrate metabolism in kidney and other tissues Kidney International (1999) 55, 778-792; doi:10.1046/j.1523-1755.1999.055003778.x
  • 2 :Regulation of gluconeogenesis by glutamine in normal postabsorptive humans American Journal of Physiology – Endocrinology and Metabolism Published 1 March 1997 Vol. 272 no. 3, E437-E445 DOI:
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ウォリアーの肉体は、毎日のように酷使されている。これは常人の比ではない。ハードなトレーニングによって肉体的ストレスを受けている時、体内では何が起こっているのだろうか。

 

■ストレスホルモンから筋肉を護るために

ストレスを受けると、「アドレナリン」や「コルチゾル」、「グルカゴン」などのホルモンが分泌される。コルチゾルの場合、ストレスのない状態だと1日20mgくらいしか分泌されないが、ストレスがかかると分泌量が10倍以上になることもある。

これらストレスホルモンの主な働きは、血糖値を高めることだ。他にも血圧を高めたり、炎症を抑えたりすることにより、ストレスに対抗する働きを担っている。しかし残念ながらこの時、血糖値を高めるために筋肉が分解されてしまうのである。筋肉に含まれるアミノ酸が、血糖(血液中のブドウ糖)を増やすために必要とされるのだ。

この時、主に使われるアミノ酸が、「グルタミン」である。つまり筋肉からグルタミンを取り出そうとして、筋肉が分解されてしまうわけだ。他にも必要とされるアミノ酸はあるが、グルタミンの重要性は特に際立っている1,2

筋肉を分解されたくなかったら、どうすればいいのか。グルタミンを外部から摂取すればいいのである。トレーニング後にできるだけ早いタイミングでグルタミンを摂取することで、筋肉の分解を防ぐことができるはずだ。

グルタミンには他にも多彩な作用があり、ウォリアーにとって絶対的に必要なアミノ酸の一つである。

 

(後編に続く)

【参考文献】

  • 1 :Role of glutamine in human carbohydrate metabolism in kidney and other tissues Kidney International (1999) 55, 778-792; doi:10.1046/j.1523-1755.1999.055003778.x
  • 2 :Regulation of gluconeogenesis by glutamine in normal postabsorptive humans American Journal of Physiology – Endocrinology and Metabolism Published 1 March 1997 Vol. 272 no. 3, E437-E445 DOI: