競技パフォーマンスUP

山田章仁(ラグビー) Vol.2

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山田章仁(ラグビー) Vol.2

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2013年秋、トップリーグ開幕。山田章仁選手の所属チーム、パナソニック ワイルドナイツは勝ち星を積み重ね、自身も好調を維持。トライを奪い続けた。そしてトップリーグの前半節を終了し、巡ってきたチャンスが日本代表のヨーロッパ遠征だった。ウェールズで行われた遠征終盤のロシア戦で、ついに代表初キャップを獲得。

「ずっと代表キャップをターゲットに、トレーニングを頑張ってきた。そして、今まで学んできたものすべてを出したいと思った。プレー時間は決して長くはありませんでしたが、本当に楽しい時間でした。そして、この素晴らしいチームに、何が何でも定着したいと思うようになりました」

ずっと目指してきた日本代表。そこは、それまで思っていた以上に自分を強く駆り立ててくれる、最高の場所だった。遠征では、テストマッチ2試合に出場。代表への思いは、ますます強いものになっていく。
そして、リーグ戦再開後も勢いも維持。所属チームのパナソニック ワイルドナイツは、2ステージ制となったトップリーグを1位通過。プレーオフに進出。山田選手はプレーオフMVPに選出される大活躍を見せ、チームもトップリーグ優勝を果たす。そして、次の目標は日本選手権。

「ここまでサポートしてくれた方達のためにも、必ず結果を出す」

山田選手のそんな思いとともに、チームは勝ち上がる。そして、自身もチームも最高のメンタルとフィジカルで東芝を破り、シーズン2冠という最高の結果を得た。
何より、多くの人に支えられていることを実感したシーズンだった。そんな輝かしいキャリアの中でも、初めて経験する日本一。そして2冠。格別の喜びだった。

振り返れば、5歳でラグビーを始め、小倉高時代から恵まれた素質で注目された。慶應義塾大では大学選手権準優勝。卒業後にはホンダ、三洋電機(現パナソニック)とプロ契約し、活躍。三洋電機と契約するまで、常に、突出した強さのないチームを一人で引っ張る存在だった。
気持ちは徐々に変化していく。代表クラスの選手がそろい、チャンピオンを狙うチームへの移籍を決断した理由。その一つが、日本代表として活躍したいという思いだった。しかし、それは容易にはかなわない。願ってもなかなか引き寄せられない代表キャップ。忸怩(じくじ)たる思いを胸にフィジカルトレーニングを重ね、プレースタイルの幅を広げることを考えた。
持ち味の一つが、圧倒的なスピードと豊富なイマジネーションを駆使して相手を抜き去る自由奔放なプレー。だがあえて言えば、そういったプレーは不安定なパフォーマンスと表裏一体だった。目標としている日本代表でのプレーのために、パフォーマンスの安定は必須だった。

「正直、ムラがあるのが悪いとは思わないんです。ビッグプレーのできる選手は魅力的だし、ビッグプレーができないと、小さくまとまった選手になってしまう。そうなってしまったら、代表には選んでもらえないから。
ただ正直、ここまで葛藤はありました。そして、思いました。まとまることは、いつでもできる。じゃあ目標のために、今がまとまる時なのかな、と。ただし、それは小さくまとまるという意味じゃない。ビッグプレーというなくしてはいけない自分の持ち味は残しつつ、全体のレベルを上げていきたい。

ハイレベルな相手と戦う中で、コンタクトプレーを避けることはできません。僕の理想のプレーは相手を抜き去ることで、それは昔から変わらない。スピードで抜くのは理想ですが、80分を通してすべてのプレーでそれができるわけじゃない。当然、フィジカルで勝負する場面も出てくる。自分のパフォーマンスを安定させるためにも、もっとパワーをつけなきゃいけない。そこは昨シーズン、特に注力したところです」

この春、山田選手は日本代表への定着に向け、大きなステップアップを果たす。まずは注力していたフィジカル面。春先から熱心に取り組んだトレーニングで、体はひと回り大きくなった。

「今はだいたい、87kgぐらい。代表入りを想定して体をしっかり作り始める前と比べると、5kgぐらいは増えていると思います。ただ、特に意識して体重を上げたわけではなく、しっかりと体作りをしていく中で結果的に体重が増えた感じです」

そしてこの春、日本代表に再び選出。4月に行われた強化試合(対アジアパシフィックドラゴンズ)、5月のアジア五カ国対抗そして6月のサモア戦、イタリア戦そしてIRBパシフィック・ネーションズカップ2014で活躍を見せる。アジア五カ国対抗第2戦、対スリランカ戦で代表初トライを挙げ、第3戦の韓国戦では4トライ。イタリア戦では先制トライを挙げ、パシフィック・ネーションズカップのアメリカ戦でもトライ。今や、代表のWTBレギュラー陣の一角に完全に食い込んだ。
飛躍の裏には、コツコツと取り組み続けたフィジカルトレーニングと、適切な栄養摂取があった。山田選手は現在の栄養摂取状況を、代表合宿における1日を例にこう語る。

「朝5時からトレーニングがあるので、それに備えて起きてすぐに少し食べます。6時にトレーニングが終わったら、すぐにBCAAを摂取。そして朝食を食べたら、その後にビタミンとZMA、ジョイントを摂取して休憩です。昼前にトレーニングがあるので、ゼリーなどで栄養補給。終わったら昼食を食べ、その後はビタミンとZMAとジョイントを摂って休憩。
その後の午後のトレーニングはハードなので、疲れている時はここでも何かしら食べます。そしてトレーニング後はR4とプロテインを摂り、なるべく時間を空けずに夕食。そして夕食後もZMAとビタミンとジョイントを摂り、ウエイトトレーニング。その直後にBCAAとプロテインを飲む。そんな感じですね。ラグビー選手にとっては、サプリメントを摂るのも大切なスキルの一つ。摂るタイミングをしっかり把握することが大事だと思います」

代表のエースとなるには持ち味の圧倒的なスピードに加え、80分を通じてコンスタントにパフォーマンスを発揮すること。その思いにブレはない。そしてインターナショナルレベルで活躍するには、メンタル・タフネスも身につけねばならないことを実感している。今の目標はもちろん、来年のワールドカップで活躍することだ。

 

「どんな相手に対しても”見逃し三振”だけはしたくない。強い相手にも、どんどんチャレンジしていきます。ワールドカップで活躍するための強化ポイントは、もう理解している。そのためにも、これからもトレーニングと栄養摂取をしっかりと続けます」

今はもう、目標への道筋ははっきりと見えている。だから、その道を全力で走るだけ。ぼんやりとした夢からリアルな目標へと変わったワールドカップを見すえ、視界は良好だ。

 

※ZMAスーパープレミアムは現在終売しており、後継品はミネラルスーパープレミアムです。

※JOINT スーパープレミアムは現在終売しており、後継品は3WAY CAREです。

 

ホエイプロテインスーパープレミアム

R4

BCAA

ビタミンスーパープレミアム

ミネラルスーパープレミアム

3WAY CARE

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2013年秋、トップリーグ開幕。山田章仁選手の所属チーム、パナソニック ワイルドナイツは勝ち星を積み重ね、自身も好調を維持。トライを奪い続けた。そしてトップリーグの前半節を終了し、巡ってきたチャンスが日本代表のヨーロッパ遠征だった。ウェールズで行われた遠征終盤のロシア戦で、ついに代表初キャップを獲得。

「ずっと代表キャップをターゲットに、トレーニングを頑張ってきた。そして、今まで学んできたものすべてを出したいと思った。プレー時間は決して長くはありませんでしたが、本当に楽しい時間でした。そして、この素晴らしいチームに、何が何でも定着したいと思うようになりました」

ずっと目指してきた日本代表。そこは、それまで思っていた以上に自分を強く駆り立ててくれる、最高の場所だった。遠征では、テストマッチ2試合に出場。代表への思いは、ますます強いものになっていく。
そして、リーグ戦再開後も勢いも維持。所属チームのパナソニック ワイルドナイツは、2ステージ制となったトップリーグを1位通過。プレーオフに進出。山田選手はプレーオフMVPに選出される大活躍を見せ、チームもトップリーグ優勝を果たす。そして、次の目標は日本選手権。

「ここまでサポートしてくれた方達のためにも、必ず結果を出す」

山田選手のそんな思いとともに、チームは勝ち上がる。そして、自身もチームも最高のメンタルとフィジカルで東芝を破り、シーズン2冠という最高の結果を得た。
何より、多くの人に支えられていることを実感したシーズンだった。そんな輝かしいキャリアの中でも、初めて経験する日本一。そして2冠。格別の喜びだった。

振り返れば、5歳でラグビーを始め、小倉高時代から恵まれた素質で注目された。慶應義塾大では大学選手権準優勝。卒業後にはホンダ、三洋電機(現パナソニック)とプロ契約し、活躍。三洋電機と契約するまで、常に、突出した強さのないチームを一人で引っ張る存在だった。
気持ちは徐々に変化していく。代表クラスの選手がそろい、チャンピオンを狙うチームへの移籍を決断した理由。その一つが、日本代表として活躍したいという思いだった。しかし、それは容易にはかなわない。願ってもなかなか引き寄せられない代表キャップ。忸怩(じくじ)たる思いを胸にフィジカルトレーニングを重ね、プレースタイルの幅を広げることを考えた。
持ち味の一つが、圧倒的なスピードと豊富なイマジネーションを駆使して相手を抜き去る自由奔放なプレー。だがあえて言えば、そういったプレーは不安定なパフォーマンスと表裏一体だった。目標としている日本代表でのプレーのために、パフォーマンスの安定は必須だった。

「正直、ムラがあるのが悪いとは思わないんです。ビッグプレーのできる選手は魅力的だし、ビッグプレーができないと、小さくまとまった選手になってしまう。そうなってしまったら、代表には選んでもらえないから。
ただ正直、ここまで葛藤はありました。そして、思いました。まとまることは、いつでもできる。じゃあ目標のために、今がまとまる時なのかな、と。ただし、それは小さくまとまるという意味じゃない。ビッグプレーというなくしてはいけない自分の持ち味は残しつつ、全体のレベルを上げていきたい。

ハイレベルな相手と戦う中で、コンタクトプレーを避けることはできません。僕の理想のプレーは相手を抜き去ることで、それは昔から変わらない。スピードで抜くのは理想ですが、80分を通してすべてのプレーでそれができるわけじゃない。当然、フィジカルで勝負する場面も出てくる。自分のパフォーマンスを安定させるためにも、もっとパワーをつけなきゃいけない。そこは昨シーズン、特に注力したところです」

この春、山田選手は日本代表への定着に向け、大きなステップアップを果たす。まずは注力していたフィジカル面。春先から熱心に取り組んだトレーニングで、体はひと回り大きくなった。

「今はだいたい、87kgぐらい。代表入りを想定して体をしっかり作り始める前と比べると、5kgぐらいは増えていると思います。ただ、特に意識して体重を上げたわけではなく、しっかりと体作りをしていく中で結果的に体重が増えた感じです」

そしてこの春、日本代表に再び選出。4月に行われた強化試合(対アジアパシフィックドラゴンズ)、5月のアジア五カ国対抗そして6月のサモア戦、イタリア戦そしてIRBパシフィック・ネーションズカップ2014で活躍を見せる。アジア五カ国対抗第2戦、対スリランカ戦で代表初トライを挙げ、第3戦の韓国戦では4トライ。イタリア戦では先制トライを挙げ、パシフィック・ネーションズカップのアメリカ戦でもトライ。今や、代表のWTBレギュラー陣の一角に完全に食い込んだ。
飛躍の裏には、コツコツと取り組み続けたフィジカルトレーニングと、適切な栄養摂取があった。山田選手は現在の栄養摂取状況を、代表合宿における1日を例にこう語る。

「朝5時からトレーニングがあるので、それに備えて起きてすぐに少し食べます。6時にトレーニングが終わったら、すぐにBCAAを摂取。そして朝食を食べたら、その後にビタミンとZMA、ジョイントを摂取して休憩です。昼前にトレーニングがあるので、ゼリーなどで栄養補給。終わったら昼食を食べ、その後はビタミンとZMAとジョイントを摂って休憩。
その後の午後のトレーニングはハードなので、疲れている時はここでも何かしら食べます。そしてトレーニング後はR4とプロテインを摂り、なるべく時間を空けずに夕食。そして夕食後もZMAとビタミンとジョイントを摂り、ウエイトトレーニング。その直後にBCAAとプロテインを飲む。そんな感じですね。ラグビー選手にとっては、サプリメントを摂るのも大切なスキルの一つ。摂るタイミングをしっかり把握することが大事だと思います」

代表のエースとなるには持ち味の圧倒的なスピードに加え、80分を通じてコンスタントにパフォーマンスを発揮すること。その思いにブレはない。そしてインターナショナルレベルで活躍するには、メンタル・タフネスも身につけねばならないことを実感している。今の目標はもちろん、来年のワールドカップで活躍することだ。

 

「どんな相手に対しても”見逃し三振”だけはしたくない。強い相手にも、どんどんチャレンジしていきます。ワールドカップで活躍するための強化ポイントは、もう理解している。そのためにも、これからもトレーニングと栄養摂取をしっかりと続けます」

今はもう、目標への道筋ははっきりと見えている。だから、その道を全力で走るだけ。ぼんやりとした夢からリアルな目標へと変わったワールドカップを見すえ、視界は良好だ。

 

※ZMAスーパープレミアムは現在終売しており、後継品はミネラルスーパープレミアムです。

※JOINT スーパープレミアムは現在終売しており、後継品は3WAY CAREです。

 

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