競技パフォーマンスUP
(こちらの記事は2016年6月に公開されました。所属は当時のものです。)
昨シーズン、ジャパンラグビートップリーグと日本選手権の二冠を達成したパナソニック ワイルドナイツ。WTBとしてチームを牽引し、プレーオフMVPにも輝いたのが山田章仁選手だった。
「昨シーズンは最高の結果でした。中でも大きかったのが、毎試合安定したパフォーマンスを発揮できたこと。そして大きなケガもなく、1年を通して試合に出続けられた。ドームさんにサポートしていただいているおかげだと思っています」
山田選手がDOME ATHLETE HOUSE(ドームアスリートハウス)でトレーニングを開始したのは、2013年のことだった。
「コアトレーニングを中心に行い、そこから徐々にバリエーションを増やしていきました。継続的に行って、身体をベースから作り上げることができました。そのおかげで、当たった時の身体のブレがなくなった。倒れそうな状態になっても体勢をキープできたし、タックルされた時でも、しっかりと身体をコントロールできていたと思います」
本格的にフィジカルトレーニングに取り組むとともに、的確な栄養摂取も徹底した。福岡県の小倉高校から慶應義塾大学に進み、大学では1年から活躍。卒業後はホンダヒートを経て2010年に三洋電機(現パナソニック)ワイルドナイツに入団した。その間は自分なりに考えて栄養摂取を行っていたが、昨年、摂取アイテムとタイミングについてあらためて学んだことで、肉体はワンランク上の進化を見せた。
「栄養摂取について特に意識するようになってから、量やタイミングをきっちり理解できたので、意識が大きく変わりました。現在はプロテインやBCAA、ビタミン、ZMA、ジョイントなども摂っています。
中でも、ケガが減ったのが大きかったですね。特に減ったのが筋肉系のケガ。以前はハムストリングスやふくらはぎが張ることが多かったのですが、それがだいぶ減った印象があります。正しい栄養摂取の成果でしょうね」
トレーニングと栄養摂取への意識が大きく変わったきっかけが、ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズの言葉だった。
「一昨年の春に言われたんです。『日本代表として世界と戦っていくには、まだまだサイズもスピードも足りない。そこをしっかり磨いてほしい』と。今までも自分なりにやっていたつもりでしたが、それはエディさんのインターナショナルレベルの目線で見ると、まだまだということ。この時、世界の中での自分の立ち位置がわかった。はっきりと言ってもらったことで、トレーニングのレベルをもっと上げなくては、と思いました」
秋には日本代表に初招集され、ヨーロッパ遠征に参加。試合出場はならなかったが、今の日本代表が本当に素晴らしいチームであることを痛感。それが、何が何でもこのチームに残りたい、というモチベーションとなった。そして2013年春、再び代表合宿に招集され、悲願の初キャップに向けて猛アピールするも、残念ながら思いは届かず。しかし彼はそこで腐ることなく、ニュージーランドへ。ITMカップ(ニュージーランド州代表選手権)オタゴ代表を目指し、2カ月間、トレーニングに励んだ。
「とにかく、今までやってきたことを試したかった。向こうでは納得するプレーができた気がします。代表に復帰したいし、トップリーグでもいいプレーをしたい。そのためには、もっとアグレッシブさが必要だということを再認識しました」
本場ニュージーランドで感じた「世界との差」。一番は、持っている筋力を、実際のコンタクトプレーで発揮するコーディネーション能力の違いだった。
「向こうの選手の方が、やはりパワーはすごいです。ニュージーランドのラグビー選手達も、高校生ぐらいからフィジカルトレーナーの指導で、しっかりとウエイトトレーニングをやっていますから。
特に差を感じたのが、コンタクトプレーの中でのパワーですね。筋力トレーニングでつけたパワーをフィールドで表現する、というコーディネーション能力という面で、向こうの選手は非常に優れている。
でもスピードやアジリティは、日本人でも十分通用する。僕自身、相手を抜いてトライを取る、という面で思い通りのプレーができ、大きな自信になりました。しっかりと筋力トレーニングをして、それをコンタクトプレーのパワーとして相手に伝える能力を養う。そしてスピードや俊敏性、そして走る角度などBKとしての細かい技術を突き詰めていく。それができれば、日本代表は世界のトップチームと対等以上に渡り合える。そう思いました」
確かな感触をつかんだニュージーランドでの経験。それを持ち帰った彼はトップリーグでも好調を維持。そして再度、日本代表に招集されることになる。
※ZMAスーパープレミアムは現在終売しております。後継品はミネラルSPです。
※JOINTスーパープレミアムは現在終売しており、後継品は3WAY CAREです。
(こちらの記事は2016年6月に公開されました。所属は当時のものです。)
昨シーズン、ジャパンラグビートップリーグと日本選手権の二冠を達成したパナソニック ワイルドナイツ。WTBとしてチームを牽引し、プレーオフMVPにも輝いたのが山田章仁選手だった。
「昨シーズンは最高の結果でした。中でも大きかったのが、毎試合安定したパフォーマンスを発揮できたこと。そして大きなケガもなく、1年を通して試合に出続けられた。ドームさんにサポートしていただいているおかげだと思っています」
山田選手がDOME ATHLETE HOUSE(ドームアスリートハウス)でトレーニングを開始したのは、2013年のことだった。
「コアトレーニングを中心に行い、そこから徐々にバリエーションを増やしていきました。継続的に行って、身体をベースから作り上げることができました。そのおかげで、当たった時の身体のブレがなくなった。倒れそうな状態になっても体勢をキープできたし、タックルされた時でも、しっかりと身体をコントロールできていたと思います」
本格的にフィジカルトレーニングに取り組むとともに、的確な栄養摂取も徹底した。福岡県の小倉高校から慶應義塾大学に進み、大学では1年から活躍。卒業後はホンダヒートを経て2010年に三洋電機(現パナソニック)ワイルドナイツに入団した。その間は自分なりに考えて栄養摂取を行っていたが、昨年、摂取アイテムとタイミングについてあらためて学んだことで、肉体はワンランク上の進化を見せた。
「栄養摂取について特に意識するようになってから、量やタイミングをきっちり理解できたので、意識が大きく変わりました。現在はプロテインやBCAA、ビタミン、ZMA、ジョイントなども摂っています。
中でも、ケガが減ったのが大きかったですね。特に減ったのが筋肉系のケガ。以前はハムストリングスやふくらはぎが張ることが多かったのですが、それがだいぶ減った印象があります。正しい栄養摂取の成果でしょうね」
トレーニングと栄養摂取への意識が大きく変わったきっかけが、ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズの言葉だった。
「一昨年の春に言われたんです。『日本代表として世界と戦っていくには、まだまだサイズもスピードも足りない。そこをしっかり磨いてほしい』と。今までも自分なりにやっていたつもりでしたが、それはエディさんのインターナショナルレベルの目線で見ると、まだまだということ。この時、世界の中での自分の立ち位置がわかった。はっきりと言ってもらったことで、トレーニングのレベルをもっと上げなくては、と思いました」
秋には日本代表に初招集され、ヨーロッパ遠征に参加。試合出場はならなかったが、今の日本代表が本当に素晴らしいチームであることを痛感。それが、何が何でもこのチームに残りたい、というモチベーションとなった。そして2013年春、再び代表合宿に招集され、悲願の初キャップに向けて猛アピールするも、残念ながら思いは届かず。しかし彼はそこで腐ることなく、ニュージーランドへ。ITMカップ(ニュージーランド州代表選手権)オタゴ代表を目指し、2カ月間、トレーニングに励んだ。
「とにかく、今までやってきたことを試したかった。向こうでは納得するプレーができた気がします。代表に復帰したいし、トップリーグでもいいプレーをしたい。そのためには、もっとアグレッシブさが必要だということを再認識しました」
本場ニュージーランドで感じた「世界との差」。一番は、持っている筋力を、実際のコンタクトプレーで発揮するコーディネーション能力の違いだった。
「向こうの選手の方が、やはりパワーはすごいです。ニュージーランドのラグビー選手達も、高校生ぐらいからフィジカルトレーナーの指導で、しっかりとウエイトトレーニングをやっていますから。
特に差を感じたのが、コンタクトプレーの中でのパワーですね。筋力トレーニングでつけたパワーをフィールドで表現する、というコーディネーション能力という面で、向こうの選手は非常に優れている。
でもスピードやアジリティは、日本人でも十分通用する。僕自身、相手を抜いてトライを取る、という面で思い通りのプレーができ、大きな自信になりました。しっかりと筋力トレーニングをして、それをコンタクトプレーのパワーとして相手に伝える能力を養う。そしてスピードや俊敏性、そして走る角度などBKとしての細かい技術を突き詰めていく。それができれば、日本代表は世界のトップチームと対等以上に渡り合える。そう思いました」
確かな感触をつかんだニュージーランドでの経験。それを持ち帰った彼はトップリーグでも好調を維持。そして再度、日本代表に招集されることになる。
※ZMAスーパープレミアムは現在終売しております。後継品はミネラルSPです。
※JOINTスーパープレミアムは現在終売しており、後継品は3WAY CAREです。