体重・脂肪DOWN
2014年新春。DNS商品を愛用する猛きウォリアーは、すでにトレーニングに励んでいるだろうか?
「いやいや、正月ぐらい、ゆっくりさせてくれよ」。
そんな気持ちもわからなくはない。だが、サバンナを駆ける野生動物に正月はあるだろうか? 隙を見せたら餌食となる弱肉強食のサバンナには、餅を食べ、酒に酔い、ダラダラと寝そべり、出っ張った下っ腹をさする日々などあり得ない。
だから、言いたい。「正月休みで弛み切ったメリハリのない身体を絞り込め! そして戦うためのキレと、雄弁なる筋肉のカットを今すぐ取り戻せ!」と。
ダイエットといっても目的やメソッドはさまざまだ。しかし、われわれウォリアーが身体を絞る時の必須事項は「決して筋肉を落とすことなく、脂肪を落とし、筋肉のカットを出す」ことだろう。
では、そのためにはどうすればいいのか。まずは、ダイエットの最近の傾向を押さえておきたい。
今、流行しているのは、糖質の摂取量を制限する低糖質ダイエットである。その中でも、ハリウッドセレブの間でポピュラーになりつつあるのが「5:2ダイエット」。これは、一週間の食生活のうち5日は好きに飲食し、2日間を野菜ジュースやサプリメントだけにして摂取カロリー/日を500kcal以下に抑える、というもの。
要は一週間のうち2日をほぼ断食状態で過ごすわけだが、断食には胃腸を休め、体内の老廃物を排出する効果がある。その反面、空腹状態が生まれるためカタボリックに陥りやすい。そのため、取り入れるとしても、ウォリアーにとっては相応のリスクもあると考えてほしい。
それに対し筋肉を増やしつつダイエットを行うのに最適といえるメソッドが「ボディオーパス」だ。一週間のうち5日の食生活をローカーボにし、残り2日はカーボアップさせるというもの。5日間は炭水化物をオールカットし、残り2日間は逆に炭水化物を体重1㎏あたり9gと多く摂るのだ。
ローカーボの食生活をずっと続けると体内でのインスリン分泌が減り、トレーニングをしても筋肉が増えなくなってしまう。しかしボディオーパスならば、2日間のカーボアップでインスリン分泌を保てるので、カタボリックに陥る心配はない。
この他にもさまざまなダイエット方法があるが、ライフスタイルに適したものをチョイスしてもらいたい。
トレーニングを続けながら筋肉を落とさず、むしろ発達させながら身体を絞り込む。そのためには、コンテストに向けて体脂肪率5%以下に絞り込む、ボディビルダーのメソッドを学ぶのが最も効率的だろう。
ボディビルダーが自らの身体を仕上げる方法は、選手によって多少の違いこそあれ、おおむねコンテストの4ヶ月前から開始される。
まず最初の1ヶ月で行うのが、油(脂)抜き。食事の際、牛肉ならなるべく赤身をチョイス。鶏肉ならばささみや胸肉に換えたり、皮を取ることで脂肪の摂取量を極端に減らす。脂を抜くと、食べたものの消化が速くなり、空腹感がやや増す。そのため、炭水化物は摂取量を多少増やしても構わない。※トータルカロリーはしっかり意識すること。
次の1ヶ月では、逆に炭水化物を大幅にカットしたローカーボの食生活に切り替える。最初のひと月で身体が慣れてしまったところに、刺激を与えるのが狙いだ。この時、炭水化物をほとんど摂取しない代わりに、油は多めに摂取したい。なるべく不飽和脂肪酸を多く含む青魚や、アーモンドやクルミなどのナッツ、そしてオリーブオイルなどから、良質な油を摂取しよう。
この2ヶ月、トレーニングは通常通りのメニューをこなすが、この時点で10%程度、体重が減っているのがメドだ。しかし、ここで問題が出てくる。2ヶ月にわたって摂取カロリーを減らした生活に身体が慣れ、代謝が下がってしまうのだ。ゆえに必要なのがチート。あえてたくさん食べる日を設けることで、再び代謝を上げるのだ。
例えばこのタイミングで代謝の停滞を打破するには、ボディオーパスを取り入れるのも有効だろう。
ここから2ヶ月は、1週間のうち5日の食生活をローカーボ、残り2日をカーボアップさせる。カーボアップすることで代謝は上がり、さらに体重が落ちやすくなるわけだ。
ここまでの間、水分はしっかり摂ることが大事だったが、身体のキレを出すために、コンテスト1週間前には水分と塩分をあえてたくさん摂る。これは、水分と塩分を身体から排出する能力を高めるためだ。一時的に身体はむくむが、気にする必要はない。そして3日前から塩分をカット。調理には塩を使わず、レモンやポン酢、チリソースなどで味をつける。ナトリウム排出作用のあるカリウムを豊富に含むトマトやクレープフルーツ、キウイなどを食べるのも効果的だ。
ちなみにコンテスト直前のみ、プロテインの摂取は抑える。これは、DIT(diet induced thermogenesis)つまり食事によって誘発される体温の上昇と関係する。簡単に言えば、食物を消化することでエネルギーが使われるため、粉末化されたプロテインを摂るよりも、消化に時間のかかる肉や魚を食べた方が多くのカロリーを消費するのである。
そして、水分を摂らずドライアウトするのは最後の1日。筋肉のカットを出すには、皮下水分を減らすことが重要だ。これにより「キレキレ」な身体が完成するのである!
と、ここまでボディビルダーの減量法について解説してきたが、年末年始に弛んだ身体を締めるには、すべてを真似するのは難しい面もあろう。また、4ヶ月もの期間はかけられないのが現状だ。その場合、例えばボディビルダーが4ヶ月で行うサイクルを1ヶ月に短縮し、油抜き1週間、炭水化物カット1週間、ボディオーパス1週間のサイクルを組んでもいい。また油抜き、炭水化物カット、ボディオーパスのどれか一つを選び、1ヶ月行ってもいいだろう。1ヶ月であれば、身体が慣れてしまいマンネリに陥る心配は無用である。
どの方法を選ぶにせよ、大事なのは生活に合った方法をチョイスすること。例えば外食が多いなら、油抜きよりも炭水化物カットやボディオーパスの方が行いやすいし、自炊ができるなら油抜きもいい。バルクアップを考えないのであれば、5:2ダイエットも有効だ。ウォリアーなら自分のライフスタイルをしっかりと考慮して、キレキレな筋肉のカットを取り戻してほしい。そして、サバンナを駆ける野生動物のようなしなやかな肉体で、毎日を戦ってほしい。
2014年新春。DNS商品を愛用する猛きウォリアーは、すでにトレーニングに励んでいるだろうか?
「いやいや、正月ぐらい、ゆっくりさせてくれよ」。
そんな気持ちもわからなくはない。だが、サバンナを駆ける野生動物に正月はあるだろうか? 隙を見せたら餌食となる弱肉強食のサバンナには、餅を食べ、酒に酔い、ダラダラと寝そべり、出っ張った下っ腹をさする日々などあり得ない。
だから、言いたい。「正月休みで弛み切ったメリハリのない身体を絞り込め! そして戦うためのキレと、雄弁なる筋肉のカットを今すぐ取り戻せ!」と。
ダイエットといっても目的やメソッドはさまざまだ。しかし、われわれウォリアーが身体を絞る時の必須事項は「決して筋肉を落とすことなく、脂肪を落とし、筋肉のカットを出す」ことだろう。
では、そのためにはどうすればいいのか。まずは、ダイエットの最近の傾向を押さえておきたい。
今、流行しているのは、糖質の摂取量を制限する低糖質ダイエットである。その中でも、ハリウッドセレブの間でポピュラーになりつつあるのが「5:2ダイエット」。これは、一週間の食生活のうち5日は好きに飲食し、2日間を野菜ジュースやサプリメントだけにして摂取カロリー/日を500kcal以下に抑える、というもの。
要は一週間のうち2日をほぼ断食状態で過ごすわけだが、断食には胃腸を休め、体内の老廃物を排出する効果がある。その反面、空腹状態が生まれるためカタボリックに陥りやすい。そのため、取り入れるとしても、ウォリアーにとっては相応のリスクもあると考えてほしい。
それに対し筋肉を増やしつつダイエットを行うのに最適といえるメソッドが「ボディオーパス」だ。一週間のうち5日の食生活をローカーボにし、残り2日はカーボアップさせるというもの。5日間は炭水化物をオールカットし、残り2日間は逆に炭水化物を体重1㎏あたり9gと多く摂るのだ。
ローカーボの食生活をずっと続けると体内でのインスリン分泌が減り、トレーニングをしても筋肉が増えなくなってしまう。しかしボディオーパスならば、2日間のカーボアップでインスリン分泌を保てるので、カタボリックに陥る心配はない。
この他にもさまざまなダイエット方法があるが、ライフスタイルに適したものをチョイスしてもらいたい。
トレーニングを続けながら筋肉を落とさず、むしろ発達させながら身体を絞り込む。そのためには、コンテストに向けて体脂肪率5%以下に絞り込む、ボディビルダーのメソッドを学ぶのが最も効率的だろう。
ボディビルダーが自らの身体を仕上げる方法は、選手によって多少の違いこそあれ、おおむねコンテストの4ヶ月前から開始される。
まず最初の1ヶ月で行うのが、油(脂)抜き。食事の際、牛肉ならなるべく赤身をチョイス。鶏肉ならばささみや胸肉に換えたり、皮を取ることで脂肪の摂取量を極端に減らす。脂を抜くと、食べたものの消化が速くなり、空腹感がやや増す。そのため、炭水化物は摂取量を多少増やしても構わない。※トータルカロリーはしっかり意識すること。
次の1ヶ月では、逆に炭水化物を大幅にカットしたローカーボの食生活に切り替える。最初のひと月で身体が慣れてしまったところに、刺激を与えるのが狙いだ。この時、炭水化物をほとんど摂取しない代わりに、油は多めに摂取したい。なるべく不飽和脂肪酸を多く含む青魚や、アーモンドやクルミなどのナッツ、そしてオリーブオイルなどから、良質な油を摂取しよう。
この2ヶ月、トレーニングは通常通りのメニューをこなすが、この時点で10%程度、体重が減っているのがメドだ。しかし、ここで問題が出てくる。2ヶ月にわたって摂取カロリーを減らした生活に身体が慣れ、代謝が下がってしまうのだ。ゆえに必要なのがチート。あえてたくさん食べる日を設けることで、再び代謝を上げるのだ。
例えばこのタイミングで代謝の停滞を打破するには、ボディオーパスを取り入れるのも有効だろう。
ここから2ヶ月は、1週間のうち5日の食生活をローカーボ、残り2日をカーボアップさせる。カーボアップすることで代謝は上がり、さらに体重が落ちやすくなるわけだ。
ここまでの間、水分はしっかり摂ることが大事だったが、身体のキレを出すために、コンテスト1週間前には水分と塩分をあえてたくさん摂る。これは、水分と塩分を身体から排出する能力を高めるためだ。一時的に身体はむくむが、気にする必要はない。そして3日前から塩分をカット。調理には塩を使わず、レモンやポン酢、チリソースなどで味をつける。ナトリウム排出作用のあるカリウムを豊富に含むトマトやクレープフルーツ、キウイなどを食べるのも効果的だ。
ちなみにコンテスト直前のみ、プロテインの摂取は抑える。これは、DIT(diet induced thermogenesis)つまり食事によって誘発される体温の上昇と関係する。簡単に言えば、食物を消化することでエネルギーが使われるため、粉末化されたプロテインを摂るよりも、消化に時間のかかる肉や魚を食べた方が多くのカロリーを消費するのである。
そして、水分を摂らずドライアウトするのは最後の1日。筋肉のカットを出すには、皮下水分を減らすことが重要だ。これにより「キレキレ」な身体が完成するのである!
と、ここまでボディビルダーの減量法について解説してきたが、年末年始に弛んだ身体を締めるには、すべてを真似するのは難しい面もあろう。また、4ヶ月もの期間はかけられないのが現状だ。その場合、例えばボディビルダーが4ヶ月で行うサイクルを1ヶ月に短縮し、油抜き1週間、炭水化物カット1週間、ボディオーパス1週間のサイクルを組んでもいい。また油抜き、炭水化物カット、ボディオーパスのどれか一つを選び、1ヶ月行ってもいいだろう。1ヶ月であれば、身体が慣れてしまいマンネリに陥る心配は無用である。
どの方法を選ぶにせよ、大事なのは生活に合った方法をチョイスすること。例えば外食が多いなら、油抜きよりも炭水化物カットやボディオーパスの方が行いやすいし、自炊ができるなら油抜きもいい。バルクアップを考えないのであれば、5:2ダイエットも有効だ。ウォリアーなら自分のライフスタイルをしっかりと考慮して、キレキレな筋肉のカットを取り戻してほしい。そして、サバンナを駆ける野生動物のようなしなやかな肉体で、毎日を戦ってほしい。