競技パフォーマンスUP
前回ご紹介した「アイソメトリクス」。近年になって、これを発展させた方法が編み出されてきました。
そこで、普通のウェイトトレーニングについて考えてみます。例として、バーベルカールを挙げましょう。バーをカールして持ち上げていく時、最初は軽く感じますが次第に重くなり、肘を直角に曲げた辺りで一番キツクなります。そこを越えるとだんだん軽くなり、肘を曲げきる辺りでは余裕を持って行うことができるようになります。
これはすなわち、普通のトレーニング(アイソトニックス)では、関節角度全域に渡って100%の力を出し切っているわけではない、ということを示します。そのため、トレーニングマシンを使ったり、パーシャルレンジの動作を行ったり、ストレッチ系やコントラクト系のエクササイズを組み合わせたりする必要が生じてくるのです。 しかしアイソメトリクスでは、動作中ずっと100%の力を発揮することができます。このメリットを普通のトレーニングに結びつけたものが、「ファンクショナル・アイソメトリクス」あるいは「アイソメトロニクス」と呼ばれる方法です。バーベルカールを例にとって、この方法をご紹介しましょう。
0度~135度でのパーシャルレンジ・バーベルカール |
135度でのアイソメトリクス |
0度~90度でのパーシャルレンジ・バーベルカール |
90度でのアイソメトリクス |
0度~45度でのパーシャルレンジ・バーベルカール |
45度でのアイソメトリクス |
上記は一般的なファンクショナル・アイソメトリクスのやり方ですが、特に自分が弱い角度だけやるようにしても問題ありません。
アイソメトリクスの注意点について列記します。
普通のウェイトトレーニングに親しんできた皆さんには馴染みが少ないかもしれませんが、アイソメトリクスには確かな効果があります。ぜひ一度お試しください。
(Part 16を読む) |
(Part 18を読む) |
前回ご紹介した「アイソメトリクス」。近年になって、これを発展させた方法が編み出されてきました。
そこで、普通のウェイトトレーニングについて考えてみます。例として、バーベルカールを挙げましょう。バーをカールして持ち上げていく時、最初は軽く感じますが次第に重くなり、肘を直角に曲げた辺りで一番キツクなります。そこを越えるとだんだん軽くなり、肘を曲げきる辺りでは余裕を持って行うことができるようになります。
これはすなわち、普通のトレーニング(アイソトニックス)では、関節角度全域に渡って100%の力を出し切っているわけではない、ということを示します。そのため、トレーニングマシンを使ったり、パーシャルレンジの動作を行ったり、ストレッチ系やコントラクト系のエクササイズを組み合わせたりする必要が生じてくるのです。 しかしアイソメトリクスでは、動作中ずっと100%の力を発揮することができます。このメリットを普通のトレーニングに結びつけたものが、「ファンクショナル・アイソメトリクス」あるいは「アイソメトロニクス」と呼ばれる方法です。バーベルカールを例にとって、この方法をご紹介しましょう。
0度~135度でのパーシャルレンジ・バーベルカール |
135度でのアイソメトリクス |
0度~90度でのパーシャルレンジ・バーベルカール |
90度でのアイソメトリクス |
0度~45度でのパーシャルレンジ・バーベルカール |
45度でのアイソメトリクス |
上記は一般的なファンクショナル・アイソメトリクスのやり方ですが、特に自分が弱い角度だけやるようにしても問題ありません。
アイソメトリクスの注意点について列記します。
普通のウェイトトレーニングに親しんできた皆さんには馴染みが少ないかもしれませんが、アイソメトリクスには確かな効果があります。ぜひ一度お試しください。
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