健康・体力・美容UP
正月も明け、季節はオフシーズンまっさかり。次のシーズンに向けて身体を作っていく、最も重要な時期です。しかし、風邪やインフルエンザにやられてしまいやすいのも、やはりこの時期なのです。トレーニングをハードに行っていると、どうしても免疫力が落ちてしまいます。今回は大事なオフシーズンを、風邪知らずで乗り切る方法について解説していきましょう。
免疫力が低下する一番の理由は、「疲労の蓄積」です。シーズン中に比べて、オフシーズンのトレーニングは筋肉をヘビーかつハードに刺激するため、むしろオーバーワークになりやすいと言えます。
オーバーワークを避けるためには、トレーニングの量と強度を調整するとともに、回復に気を遣わねばなりません。そして、回復手段の中で最も重要なのが「睡眠」です。睡眠が不足すると、それだけで免疫が低下し、風邪をひきやすくなってしまうのです。 短い睡眠でも大丈夫な「ショートスリーパー」の場合でも、横になる時間を十分にとらなければなりません。脳だけなら短い時間で目覚められても、身体も休めるためには、やはりそれなりの睡眠時間が必要なのです。
どんなに忙しくても最高のオフシーズンを過ごすためには、最低でも6時間、できれば7時間半程度は睡眠を確保したいものです。
風邪やインフルエンザのウィルスは、鼻や喉の粘膜から侵入してきます。粘膜が弱いと簡単にウィルスの侵入を許してしまいますので、粘膜を強化することが、風邪予防の重要な対策となります。
粘膜を強化するのに、必須となるのが「ビタミンA」。レバーや卵を積極的に食べるようにして、十分なビタミンAを補給しておきましょう。なお、ビタミンAは脂溶性ですので、油を使った料理にすると吸収率が高まります。
なぜ冬になると、風邪やインフルエンザが流行るのでしょうか。これらのウィルスは低温で増殖しやすいという理由もありますが、寒さにより血管が細くなり、免疫物質が作られにくくなるというのも、一つの理由です。
トウガラシやニンニク、ショウガには、身体を温める作用があります。キムチ鍋やスパゲッティ・ペペロンチーノ、豚肉のショウガ焼きなど、これらを使った料理を食卓に採り入れるようにしていきましょう。
トレーニングによる肉体的ストレスだけでなく、精神的なストレスも免疫系にダメージを与えます。ストレスが発生すると脳の視床下部にメッセージが伝えられ、交感神経が興奮してノルアドレナリンが分泌されるのですが、ノルアドレナリンには免疫を抑制する作用があるのです。 同時に視床下部からはコルチコステロイド放出因子が分泌され、それが下垂体前葉に働いてACTHを分泌させ、最終的にグルココルチコイドというホルモンが分泌されます。このグルココルチコイドにも、免疫を低下させる作用があるのです。
ストレスがかかると、さまざまな経路から免疫を低下させる要因が発生します。悩み事が重なったりするだけでも、風邪を引きやすくなるのです。
「なんとかは風邪を引かない」と言われますが、余計なことは考えず、毎日をリラックスして過ごすようにするだけで、免疫の低下を防ぐことが可能となるのです。
次回は免疫力をアップさせるサプリメントや、その摂取方法について解説していきます。
正月も明け、季節はオフシーズンまっさかり。次のシーズンに向けて身体を作っていく、最も重要な時期です。しかし、風邪やインフルエンザにやられてしまいやすいのも、やはりこの時期なのです。トレーニングをハードに行っていると、どうしても免疫力が落ちてしまいます。今回は大事なオフシーズンを、風邪知らずで乗り切る方法について解説していきましょう。
免疫力が低下する一番の理由は、「疲労の蓄積」です。シーズン中に比べて、オフシーズンのトレーニングは筋肉をヘビーかつハードに刺激するため、むしろオーバーワークになりやすいと言えます。
オーバーワークを避けるためには、トレーニングの量と強度を調整するとともに、回復に気を遣わねばなりません。そして、回復手段の中で最も重要なのが「睡眠」です。睡眠が不足すると、それだけで免疫が低下し、風邪をひきやすくなってしまうのです。 短い睡眠でも大丈夫な「ショートスリーパー」の場合でも、横になる時間を十分にとらなければなりません。脳だけなら短い時間で目覚められても、身体も休めるためには、やはりそれなりの睡眠時間が必要なのです。
どんなに忙しくても最高のオフシーズンを過ごすためには、最低でも6時間、できれば7時間半程度は睡眠を確保したいものです。
風邪やインフルエンザのウィルスは、鼻や喉の粘膜から侵入してきます。粘膜が弱いと簡単にウィルスの侵入を許してしまいますので、粘膜を強化することが、風邪予防の重要な対策となります。
粘膜を強化するのに、必須となるのが「ビタミンA」。レバーや卵を積極的に食べるようにして、十分なビタミンAを補給しておきましょう。なお、ビタミンAは脂溶性ですので、油を使った料理にすると吸収率が高まります。
なぜ冬になると、風邪やインフルエンザが流行るのでしょうか。これらのウィルスは低温で増殖しやすいという理由もありますが、寒さにより血管が細くなり、免疫物質が作られにくくなるというのも、一つの理由です。
トウガラシやニンニク、ショウガには、身体を温める作用があります。キムチ鍋やスパゲッティ・ペペロンチーノ、豚肉のショウガ焼きなど、これらを使った料理を食卓に採り入れるようにしていきましょう。
トレーニングによる肉体的ストレスだけでなく、精神的なストレスも免疫系にダメージを与えます。ストレスが発生すると脳の視床下部にメッセージが伝えられ、交感神経が興奮してノルアドレナリンが分泌されるのですが、ノルアドレナリンには免疫を抑制する作用があるのです。 同時に視床下部からはコルチコステロイド放出因子が分泌され、それが下垂体前葉に働いてACTHを分泌させ、最終的にグルココルチコイドというホルモンが分泌されます。このグルココルチコイドにも、免疫を低下させる作用があるのです。
ストレスがかかると、さまざまな経路から免疫を低下させる要因が発生します。悩み事が重なったりするだけでも、風邪を引きやすくなるのです。
「なんとかは風邪を引かない」と言われますが、余計なことは考えず、毎日をリラックスして過ごすようにするだけで、免疫の低下を防ぐことが可能となるのです。
次回は免疫力をアップさせるサプリメントや、その摂取方法について解説していきます。