体重・筋量UP
性欲を味方につける秘訣。それは「接して漏らさず」!
「アスリートにとっては、禁欲こそ美。試合前のセックスなどもってのほか。体調が悪くなり、実力が発揮できなくなる」
古くから言われてきたことだが、これは果たして本当なのか。
競技や肉体的に激しい運動をする前はセックスを控えるという慣習は、歴史上の文献でも多く見られる。古代ギリシャ人やローマ人は戦争前や競技前、自らを清めるという意味で自分達を女性から隔離したという。
また、ボクシングのモハメド・アリも「試合前のセックスは闘争本能をスポイルする」として、性欲を厳しく律したという。
2002年のサッカーW杯。ブラジル代表チームは大会期間中、セックス禁止令が出されていた。果たしてそれが功を奏したのかは不明だが、彼らは見事、優勝の栄冠を勝ち取った。
その一方、かのベーブ・ルースは、大記録を打ち立てる前にセックスをしていたことを自慢していた。’60年代にNBAで大活躍したウィルト・チェンバレンは、1万人以上の女性とセックスをしていたと告白し、そのほとんどは試合直前だったという。
果たして、セックスはパフォーマンスに対し、どのような影響を与えるのだろうか。
「ウォリアーならば、耐えまくれ!」
「ウォリアーならば、やりまくれ!」
セックスは善なのか。それとも悪なのか。どっちだ!?
知っておくべきは、筋力アップとも密接な関係にあるテストステロンの働きについてだ。
テストステロンとは男性ホルモンの一種で、男女ともに分泌される。そしてたんぱく質の合成を助けて筋力と筋肉を増強させ、闘争心を駆り立てる作用がある。つまり、パフォーマンスの向上には欠かせないものだ。
また、テストステロンは例えばひいきのスポーツチームが勝った時など、「テンションが上がった状態」で多く分泌される。それは、性的興奮も同様(男女とも)。試合前のセックスはテストステロンの多く分泌するという面で、パフォーマンスに非常にいい影響を与えてくれる。
そして、セックスがもたらすリラックス効果も重要な要素。信頼できるよきパートナーとのセックスはきっと、試合前の緊張感を緩和してくれるだろう。特に女性の場合、セックスをすると、エストロゲンという女性ホルモンが分泌される。エストロゲンは卵巣から分泌され、安心感や満足感をもたらす作用がある。
しかしセックスとは、本当にそこまでいいこと尽くめの行為なのだろうか…?
まず注意してほしいのが、回数だ。1回目のセックスと比べて、2回目以降のセックスはテストステロンの分泌量が大幅に下がる。そして疲れや寝不足を伴い、パフォーマンスを低下させるリスクがあるので、気をつけてほしい。
そして試合前のセックスには、男性ならではの問題がある。
前述の通り、試合前に性欲を高めることは、テストステロンの分泌という面ではとてもいいことだ。
でも、男性はやっぱりセックスをしてはいけないのである。いや、厳密にいうと「出してはいけない」のである。
その理由を教えよう。
まず男性の場合、射精をすると、プロラクチンとオキシトシンというホルモンが出る。そのうちオキシトシンは、人間関係を高め、信頼関係を高めるホルモンである(ちなみに、オキシトシンを注射すると浮気をしにくくなる、といわれている)。
問題はプロラクチン。プロラクチンは脳下垂体を刺激する成長ホルモンだが、コルチゾール(ストレスを感じた時に発散され、筋肉を分解する作用を持つホルモン。前編を参照)の活動も高めてしまう働きをもっている。
すなわち、射精することで、トレーニングと栄養摂取で養ってきたウォリアーの大切な筋肉が、分解されてしまうのだ!
そして精液には亜鉛やアルギニンが多く含まれているため、射精をすると、これらも体内から大幅に失われてしまう。つまり射精をすると、筋肉が分解され、亜鉛やアルギニンといった大切なエネルギーも失ってしまうのである!
これはウォリアーにとって、由々しき問題だ。
では、どうすればいいのか。
ベストは中国のことわざにある「接して漏らさず」。男性の場合、パフォーマンスの前に性的興奮を高めるのは、テストステロンが多く分泌されるのでOK。でも、射精は厳禁! 「興奮OK、出すのはNG」というわけだ。
ここからは、あえて言わせていただきたい。
試合を控えているウォリアーは、まず禁欲! そして、試合前にHな本やDVDを鑑賞し、興奮し、テストステロンをたくさん分泌させて気持ちを盛り上げて、フィールドに飛び出すべし!
そしてお楽しみは試合後! ということでお願いしたい。
試合前にHな本やDVDを鑑賞することが難しい場合、テストステロンを多く分泌させる、テンションを上げる何かを自分なりに見つけ出すといいだろう。
性欲はウォリアーを動かす強い味方であり、時として敵にもなる。それぞれが、自分に適した向き合い方を見つけてほしい。
性欲を味方につける秘訣。それは「接して漏らさず」!
「アスリートにとっては、禁欲こそ美。試合前のセックスなどもってのほか。体調が悪くなり、実力が発揮できなくなる」
古くから言われてきたことだが、これは果たして本当なのか。
競技や肉体的に激しい運動をする前はセックスを控えるという慣習は、歴史上の文献でも多く見られる。古代ギリシャ人やローマ人は戦争前や競技前、自らを清めるという意味で自分達を女性から隔離したという。
また、ボクシングのモハメド・アリも「試合前のセックスは闘争本能をスポイルする」として、性欲を厳しく律したという。
2002年のサッカーW杯。ブラジル代表チームは大会期間中、セックス禁止令が出されていた。果たしてそれが功を奏したのかは不明だが、彼らは見事、優勝の栄冠を勝ち取った。
その一方、かのベーブ・ルースは、大記録を打ち立てる前にセックスをしていたことを自慢していた。’60年代にNBAで大活躍したウィルト・チェンバレンは、1万人以上の女性とセックスをしていたと告白し、そのほとんどは試合直前だったという。
果たして、セックスはパフォーマンスに対し、どのような影響を与えるのだろうか。
「ウォリアーならば、耐えまくれ!」
「ウォリアーならば、やりまくれ!」
セックスは善なのか。それとも悪なのか。どっちだ!?
知っておくべきは、筋力アップとも密接な関係にあるテストステロンの働きについてだ。
テストステロンとは男性ホルモンの一種で、男女ともに分泌される。そしてたんぱく質の合成を助けて筋力と筋肉を増強させ、闘争心を駆り立てる作用がある。つまり、パフォーマンスの向上には欠かせないものだ。
また、テストステロンは例えばひいきのスポーツチームが勝った時など、「テンションが上がった状態」で多く分泌される。それは、性的興奮も同様(男女とも)。試合前のセックスはテストステロンの多く分泌するという面で、パフォーマンスに非常にいい影響を与えてくれる。
そして、セックスがもたらすリラックス効果も重要な要素。信頼できるよきパートナーとのセックスはきっと、試合前の緊張感を緩和してくれるだろう。特に女性の場合、セックスをすると、エストロゲンという女性ホルモンが分泌される。エストロゲンは卵巣から分泌され、安心感や満足感をもたらす作用がある。
しかしセックスとは、本当にそこまでいいこと尽くめの行為なのだろうか…?
まず注意してほしいのが、回数だ。1回目のセックスと比べて、2回目以降のセックスはテストステロンの分泌量が大幅に下がる。そして疲れや寝不足を伴い、パフォーマンスを低下させるリスクがあるので、気をつけてほしい。
そして試合前のセックスには、男性ならではの問題がある。
前述の通り、試合前に性欲を高めることは、テストステロンの分泌という面ではとてもいいことだ。
でも、男性はやっぱりセックスをしてはいけないのである。いや、厳密にいうと「出してはいけない」のである。
その理由を教えよう。
まず男性の場合、射精をすると、プロラクチンとオキシトシンというホルモンが出る。そのうちオキシトシンは、人間関係を高め、信頼関係を高めるホルモンである(ちなみに、オキシトシンを注射すると浮気をしにくくなる、といわれている)。
問題はプロラクチン。プロラクチンは脳下垂体を刺激する成長ホルモンだが、コルチゾール(ストレスを感じた時に発散され、筋肉を分解する作用を持つホルモン。前編を参照)の活動も高めてしまう働きをもっている。
すなわち、射精することで、トレーニングと栄養摂取で養ってきたウォリアーの大切な筋肉が、分解されてしまうのだ!
そして精液には亜鉛やアルギニンが多く含まれているため、射精をすると、これらも体内から大幅に失われてしまう。つまり射精をすると、筋肉が分解され、亜鉛やアルギニンといった大切なエネルギーも失ってしまうのである!
これはウォリアーにとって、由々しき問題だ。
では、どうすればいいのか。
ベストは中国のことわざにある「接して漏らさず」。男性の場合、パフォーマンスの前に性的興奮を高めるのは、テストステロンが多く分泌されるのでOK。でも、射精は厳禁! 「興奮OK、出すのはNG」というわけだ。
ここからは、あえて言わせていただきたい。
試合を控えているウォリアーは、まず禁欲! そして、試合前にHな本やDVDを鑑賞し、興奮し、テストステロンをたくさん分泌させて気持ちを盛り上げて、フィールドに飛び出すべし!
そしてお楽しみは試合後! ということでお願いしたい。
試合前にHな本やDVDを鑑賞することが難しい場合、テストステロンを多く分泌させる、テンションを上げる何かを自分なりに見つけ出すといいだろう。
性欲はウォリアーを動かす強い味方であり、時として敵にもなる。それぞれが、自分に適した向き合い方を見つけてほしい。